2万円台とおトク！第12世代Core i5/i7の組み合わせに最適なASRockのコスパマザー「H670 Steel Legend」を徹底レビュー

2022年01月27日 14時45分更新

文●藤田忠　編集●市川／ASCII

コスパ優秀な12スレッドCPU「Core i5-12400」を試してみた

　ここからは、実際にH670 Steel Legendを使って組んでみることにした。

　CPUには、Pコアのみを搭載した6コア／12スレッドモデルの「Core i5-12400」を選択した。第12世代インテルCoreプロセッサーの特徴である、電力効率を重視したE（Efficient）コアは搭載していないが、2万6500円前後でライバルとなるAMD Ryzen 5 5600Xや、前世代のCore i7に迫るパフォーマンスを発揮し、ライトな写真・動画の編集作業や、カジュアルゲーミングマシンにうってつけのCPUになっている。

　そのほか、DDR4-3600駆動の32GB×2枚や、PCIe 4.0×4 NVMe M.2 SSD最速クラスのSAMSUNG「980 PRO 2TB」などを組み合わせている。

第12世代インテルCoreプロセッサーのCore i5シリーズの下位モデル「Core i5-12400」

Core i5-12400は6コア／12スレッドのCPUで、最大4.4GHz動作となる。ベースのTDPは65Wで、MTPは117Wといった具合だ

Core i5-12400は、GPUに「インテル UHD グラフィックス 730」を内蔵する。なお、GPU非搭載の「Core i5-12400F」（2万3500円）もある。さらにコスパがアップするので注目だ

H670 Steel Legendは、「Long Duration Power Limit」がデフォルトで「65W」に設定されていた

「HWiNFO64 Pro」でも、PL1 Power Limit 65W、PL2 Power Limit 117Wを確認できる

下割れしているが、マルチコア負荷時は3790.7MHz、シングルコア時は4390.3MHzで動作

テスト環境　スペック
CPU	インテル「Core i5-12400」（6コア/12スレッド、最大4.4GHz）
CPUクーラー	ID-COOLING「SE-226-XT-BLACK」（空冷、120mmファン、サイドフロー型）
マザーボード	ASRock「H670 Steel Legend」（インテルH670、ATX）
メモリー	G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC」（16GB×2、DDR4-3600）
ビデオカード	Intel「インテル UHD グラフィックス 730」（CPU内蔵GPU）
ストレージ	SAMSUNG「980 PRO（MZ-V8P2T0B/IT）」（2TB、PCIe4.0 NVMe SSD）
電源ユニット	SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」（1000W、80PLUS PLATINUM）
OS	Microsoft「Windows 11 Pro 64bit」(21H2)