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個人用なら月額396円(税込)で機種を問わず利用できる!

学校でも家庭でも楽しくプログラミングできるレノボの学習教材「みんなでプログラミング」を試した

文●相川いずみ 編集●八尋/ASCII

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レノボが提供するプログラミング学習教材「みんなでプログラミング」

 2021年、国をあげての教育現場におけるデジタル活用を推進する「GIGAスクール構想」により、全国の96.1%もの自治体の公立小中学校に「1人1台」の学習用端末が整備されるまでに至った。

 文部科学省の調査によると、学習用端末はほとんどの学校が何かしらの形で利活用を始めているというが、内容は学校ごとに委ねられており、学校やクラスの教員によって差は大きい。その差を埋めるべく、学校現場では、先生向けの研修や、様々な教材の活用や研究も進められている。

レノボが東京書籍と共同開発したプログラミング学習教材

 一方、多くの企業でも教育のICT活用についての研究を進め、授業サポートや教材開発などを行っている。とくにレノボは「テクノロジーでより良い教育を実現したい」という理念のもと、様々な教育活動に注力している。

 その1つが、今回紹介するプログラミング学習教材の「みんなでプログラミング」だ。

 「みんなでプログラミング」は、レノボと教科書会社の東京書籍が共同開発した教材で、プログラミングやデータサイエンス、デジタル活用などについて学ぶことができる。オリジナル教材はブラウザーベースで利用できるので、端末やOSを問わず利用が可能。加えて、先生の授業準備の負担を軽減できるよう工夫されている。

 2021年9月より、これまでの小学校向けに提供していた無償版を大きく拡充し、機能やコンテンツを追加、さらに、中学校、高校にも対応した有償版をスタートした。

 なお「みんなでプログラミング」は、大きく分けて以下の3つから構成されている。

・授業用オリジナル教材「バーチャルスクール」「バーチャルスクールNEXTDOOR」
・プログラミング関連情報を掲載した専用Webサイト「#みんなでプログラミング」
・先生向けのハンドブック(PDF)

 教材はウェブベースで、小中学校向けの「バーチャルスクール」と、高校向けの「バーチャルスクールNEXTDOOR」の2種類が用意されている。先生向けには児童・生徒の管理機能、ステージ作成機能などがある。

 また大きな特徴として、学校向けだけでなく個人でも利用できるという点が挙げられる。レノボのパソコン以外からでも利用でき、誰でもプログラミングを学習することが可能になっている。

 それに合わせて、専用Webサイトは子どもや家庭向けの個人用と、教員向けが用意されている。教員向けには、「みんなでプログラミング」教材の指導マニュアルのほか、今後は全国で「みんなでプログラミング」教材を活用している事例なども掲載される予定だ。

サイトでは、プログラミングについての解説や、インターネットの使い方についての解説もある

「プログラミングを社会に役立てている」ロールモデルとして、ゲームエンジニアやITベンチャー起業の方なども紹介されている

 今回、実際に個人用の「みんなでプログラミング」を中学1年生の子どもとともに親子で体験してみた。子どもの感想や、オリジナル教材「バーチャルスクール」「バーチャルスクールNEXTDOOR」についても紹介していく。

テーマに合わせて楽しく学べる

 まずは小中学生用のコース「バーチャルスクール」から紹介していこう。

「バーチャルスクール」

 「バーチャルスクール」では、プログラミングのほか、タイピングや動画などが用意されている。順にコンテンツを紹介していこう。

「バーチャルスクール」のメイン画面

 プログラミングは、小学生にも扱いやすいブロックプログラミングで、命令が書かれたブロックを上から積んでいくだけなので、エラーが起きにくいというメリットがある。

 プログラミングの基礎知識を学ぶ小中共通のレッスンのほか、小学生向け、中学生向けのコンテンツもそれぞれ用意されている。中学生の「技術・家庭 技術分野」はさすがに難しくなってくるが、興味や意欲のある小学生であれば、中学生向けコンテンツに挑戦してみるのもよいだろう。

 教科書会社として長い実績をもつ東京書籍との共同開発ということもあり、それぞれのコンテンツは学習指導要領に準拠した内容になっている。小学生向けには「総合」「算数」「理科」、中学生向けとしては「技術・家庭 技術分野」「総合」が用意されている。

プログラミングのコンテンツは多数用意されており、そのまま授業でも活用できる内容になっている

 「バーチャルスクール」を体験した子どもに感想聞いてみると、「最低限のブロック数でクリアするのが楽しい」という答えが返ってきた。さらに詳しい感想は以下のとおり。

・クリアに必要な最小のブロックの個数がわかるから、クリアしても、さらに「どこを切り詰められるか」を考えて、上手なループの使い方などに気づけたのがとてもよい。
・前のレッスンで使ったプログラムをうまく使って、クリアする場所も多かったのがよかった
・タイピングも、一文字から始められるから、1年生からでもできそう

中学生向け「技術・家庭」のコンテンツでは、チャットボットをつくるプログラミングに挑戦する

 また、タイピングではまず「キーポジション」を覚えるところからスタートし、一文字、単語、短文と段階的に学んでいくことができる。

タイピング

動画コンテンツでは、アニメーションでわかりやすくインターネットの仕組みや注意点、活用方法などを学ぶ

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