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Windows情報局ななふぉ出張所 第256回

2022年の海外渡航に期待:

ワクチン接種証明アプリ、使い方の広がりにも注目

2021年12月21日 09時00分更新

文● 山口健太

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ワクチン接種証明、どこまで活用は広がるか

 この接種証明書アプリで発行した証明書は、自動的に更新されることはないそうです。そのため12月から始まった「追加接種(3回目接種)」など、新たな接種を受けた場合にはもう一度発行手続きをすることになります。

 今後、注目したいのは、ワクチン接種証明の活用が広がるかどうかという点です。ホテルや飲食店の中には、ワクチンを接種済みの人に割引などの特典を提供しているところがあります。

 筆者が実際に利用してみたところ、ホテルのチェックイン時にスマホで撮影した「接種済証」の写真を見せることで確認してもらいました。今回のアプリが登場した後もこれまでの接種済証は引き続き有効で、現場の運用がすぐに変わるとは考えにくいものの、新たな活用が進む可能性はあります。

ホテルが提供するワクチン接種済み限定プランの例

 海外渡航時はどうでしょうか。接種証明書アプリはデータ通信を必要とせず、オフラインでも二次元コードの表示ができます。入国審査では携帯の電波が入りにくい場所が意外と多いのですが、アプリは問題なく使えそうです。

 ただ、最近は新たな変異株が出てきたことで海外渡航を中止、延期する動きが広がっており、筆者も1月に予定していた「CES 2022」の現地取材を中止したばかりです。2022年は海外で活用できる機会が増えることを願っています。

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