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「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」発表! グーグル独自CPUに、ソフトウェアが超強力なカメラ 第18回

カメラ機能を重視するなら「Pixel 6 Pro」は有力な選択肢【写真家 鹿野貴司レビュー】

2021年12月19日 12時00分更新

文● 鹿野貴司 写真●鹿野貴司 編集●飯島恵里子/ASCII

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グーグル「Pixel 6 Pro」

 グーグルから10月に発売されたPixel 6/6 Pro、カメラ機能をウリにしたテレビCMがじゃんじゃん流れていて、ちょっと気になっていたところに編集部から「カメラ機能をレビューしてみませんか?」という依頼が。渡されたのはProの方。

 先に言ってしまうとカメラ機能を重視する人は、迷わずPixel 6 Proを選んだ方がいい。画面がやや大きい(6は6.4型、6 Proは6.7型)だけでなく、Pixel 6 Proは望遠レンズがあり、これがカメラ機能で大きな役割を果たしている。

同じ位置から24mm相当のメインカメラと、画面上では4倍と表示される104mm相当の望遠カメラで撮影。ちなみに2倍はメインカメラのデジタルズーム

 スマホのカメラ機能といえば以前はiPhoneがリードしていた感もあったが、今はAndroidがスペックでしのぎを削っている。中には1億画素を超える機種もあり、さすがにそれは厳しいんじゃねえの?と思うのだが、技術の進化はいちカメラマンの想像をはるかに超えている。

デジタルズームは最大20倍、単純計算で480mm相当まで伸びる。さすがにディテールはだいぶ崩れ、拡大すると塗りつぶされている部分もあるが、画像の解像度を落とさずにここまでズームできるのは驚異的

 その象徴が「コンピュテーショナルフォトグラフィー」だ。複数のレンズ・センサーを用いたり、一瞬で複数枚の写真を撮影して、それらのデータを瞬時に合成して1枚の写真を生成する。これまでのカメラはレンズやセンサーの性能が重視されていたが、「コンピュテーショナルフォトグラフィー」では1回のシャッターで得られる情報量と、その情報を1枚の画像にまとめるデジタル技術がカギになってくる。前述の望遠レンズが重要というのもそのためだ。

0.7倍と表示される超広角カメラは16mm相当。画素混合を行うメインカメラと望遠カメラより小さな12メガセンサーが使われているが、記録される画像解像度は他の2つと変わらず。3つのカメラをシームレスで使うことができる

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