「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」発表! グーグル独自CPUに、ソフトウェアが超強力なカメラ 第16回
グーグル「Pixel 6」はGPUではスナドラ888以上の性能か! 高速AI処理で音声翻訳も快適
2021年10月26日 01時00分更新
グーグルのAndroidスマートフォンの新モデル「Google Pixel 6」と「Google Pixel 6 Pro」が、10月28日に発売される。特徴はグーグルが独自に開発したプロセッサー「Google Tensor」だ。ハイエンド級の処理性能に加えて、オフラインでの音声認識や画像認識の高速AI処理を実現。また、最新のAndroid 12搭載やカメラ機能の強化も注目のモデルだ。
販売はPixel 6をauとソフトバンク、Pixel 6 Proをソフトバンクが取り扱う。また、Googleストアでも購入可能になる。価格はPixel 6が7万4800円から、Pixel 6 Proが11万6600円から(いずれも128GBモデル)。なお、5Gネットワークに限り当初はauとソフトバンクにのみ対応。ほかの5Gネットワークは今後対応予定となる。
この記事では通常モデルのPixel 6を中心に、デザインやPixel 6 Proの違い、Tensorを活用した新機能についてチェックしていこう。
Pixel 6/Pixel 6 Proは画面サイズと望遠カメラに差
だがサイズ感はほぼ同等
まずディスプレーはPixel 6が6.4型FHD+(1080×2400ドット)OLEDの平面タイプで、リフレッシュレート90Hz。HDR対応で、画面内に指紋認証センサーを搭載している。インカメラは上部中央のパンチホール型で、スピーカーはステレオという構成。
Pixel 6 Proはより大型の6.7型QHD+(1440×3120ドット)OLEDだが、両側面が曲面になっており横幅はそこまで広くない。リフレッシュレートは120Hzとなる。
スペック値だけを見ると、Pixel 6 Proの方が大画面で解像度もリフレッシュレートも高い。だが、ゲーム用途だと平面ディスプレーの画面端の見映えの良さや操作性、現実的なスマホの処理性能と解像度や高リフレッシュレート表示対応状況のバランスを考えると、Pixel 6の方が使いやすいと考える人も多いだろう。
カメラは広角5000万画素、1/1.31インチと大型のものを搭載。このほか、超広角1200万画素、インカメラ800万画素を搭載する。なお、Pixel 6 Proはさらに望遠光学4倍ズーム4800万画素を搭載し、インカメラはより広角の1110万画素となる。カメラ部分が約2mm出っ張ったデザインは両モデル共通だ。
このほか、FeliCaによるモバイルSuicaなどの決済や、防水・防塵(IP68)に対応。イヤホン端子は搭載しない。バッテリーはPixel 6が4614mAh、Pixel 6 Proが5003mAhとどちらも大容量。バッテリー寿命を長持ちさせる自動調整や、夜間の充電を最適化するアダプティブ充電にも対応する。
充電周りはUSB PD(30W PPS対応)と、ワイヤレス充電Qiに対応。ワイヤレス充電は今後発売予定のファン付きワイヤレス充電スタンド「Google Pixel Stand (第2世代)」なら最大21W(Pixel 6 Proは23W)で充電できる。ただ、今回バッテリー容量が多いこともあり、基本的にはUSB PDでの充電を利用した方がいいだろう。ワイヤレス充電はどちらかと言えば、ワイヤレスイヤホンなどのQi対応機器を緊急時に充電するときに使うほうがいいだろう。
Googleアシスタントの起動は、近年のPixelシリーズが採用していた握る操作から、電源キー長押しに変更された。電源キー2回押しでカメラショートカットも利用できる。電源の再起動は電源キーと音量キーアップキーの同時押しになっている。
注意点として、Pixel 6とPixel 6 Proの2機種あるのだが、Pixel 6はさほど小型軽量ではない。サイズと重量を見ればわかるが、大型のPixel 6 Proと同程度の横幅74.8mm、重量207gとなっている。高性能かつ軽量なモデルが欲しい人は一考が必要だろう。
本体サイズと重量
●Pixel 6:高さ158.6×幅74.8×厚さ8.9 mm、重量207g
●Pixel 6 Pro:高さ163.9×幅75.9×厚さ8.9 mm、重量210g
ネットワーク周りはPixle 6が5GのSub 6とNR化周波数帯に対応。Pixel 6 Proはミリ波にも対応する。なお、5G接続は発売当初はauとソフトバンクのネットワークでしか利用できず、ドコモと楽天モバイルは後日アップデートでの対応となる。
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