HUAWEI WATCH 3では、2時位置のボタンが回転操作に対応したリューズに変わった。また、一部操作に関して腕の動きで対応できる「ジェスチャー操作」をサポートしていることもポイント。今回は、同機のこれらの機能を試した上でのインプレッションをお届けしたい。
なお、本稿における検証は、iOS 15.0.2を搭載した「iPhone 11 Pro」と、バージョン12.0.10.301のiOS版「HUAWEI Health」アプリを用い、「HarmonyOS 2.0.0」搭載のHUAWEI WATCH 3とペアリングしたうえで実施した。
リューズの操作感をチェック!
HUAWEI WATCHシリーズでは、2時位置と4時位置にボタンが配置されているのが特徴。2時位置のボタンではアプリ一覧画面を起動や文字盤画面へと戻る操作ができ、4時位置のボタンでは割り当てたアプリのショートカット機能が可能だ。
この2時位置のボタンがHUAWEI WATCH 3では回転操作に対応したリューズ(クラウン)に変わっている。
リューズを回してみると、ハードウェアとしての動作は非常に滑らかだった。リューズの回転操作に対応した画面は限られているので、いくつか代表的なものを試してみた。
まずは、アプリの一覧画面。こちらでは、拡大・縮小操作ができた。例えば、インストールしているアプリが増えた場合など、目当てのアプリがどこにあるか分からない場面などで、便利そうだ。
同じく、ワークアウト中のマップ表示。縮尺をクラウンで調整できた。画面上のボタンタップで操作するよりも、幾分かスマートな感じがする。
続いて、画面スクロール。設定画面のスクロールでは、一気に項目を飛ばせるので、下の方にある項目にアクセスしたい際には時短になりそうだった。
ワークアウト直後に結果を確認するような場面では、リューズの操作だと正確さに欠ける印象もあった。狙った画面が上手く表示できないこともあり、画面タッチの方が早い、と場面も何度かあった。一方、「ワークアウト記録」アプリから落ち着いて、記録を確認し直すような場面では、リューズでの操作が便利に感じた。
ほかには、音量調整のバーの上下についても、リューズの回転で調整可能だ。個人的には少し回転量に対して音量増減量が大きい印象があったが、この点は慣れの問題だろう。
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