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GeForce RTX 3060 Tiを搭載、性能とコスパを両立するPCパーツ選定が魅力

第12世代Core採用ゲーミングPCを、手の届きやすい価格で! 高性能&高コスパを目指した「ZEFT G27AS」のコダワリとは

2021年12月17日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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コスパ重視のスタンダードモデル
マザーボードはSteel Legendを採用

──今日はよろしくお願いします。まず、このZEFT G27ASは、どのようなコンセプトで作られたパソコンなのでしょうか?

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):インテルの第12世代CPUとしてこのたび「Core i9-12900K」「Core i7-12700K」「Core i5-12600K」が発売されました。最上位の「Core i9-12900K」のパフォーマンスは目を見張るものがあるのですが、CPUが非常に高価なため、当店のCore i9-12900K搭載モデルも手頃とはいえない価格になっています。

 性能のバランスに優れ長期的には売れ筋となっていくと予想される「Core i7-12700K」を標準に据え、多くのお客様に手が届くようにコストパフォーマンスを重視したモデルが、ZEFT G27ASとなります。

ケース内部の様子

──CPUにCore i7-12700Kを採用した利用も、コストパフォーマンスが理由ですか?

中嶋氏:そうですね。Core i9-12900Kより価格を抑えることができますし、実際のゲーミング用途を考慮した場合、12コア/20スレッドのCore i7-12700Kで十分な性能が期待できると思います。

──具体的に、このZEFT G27ASの価格は、いくらぐらいなんでしょうか?

西川 龍氏(以下、西川氏):24万9480円からとなります。

──コストパフォーマンスというと10万円台を望む声もあると思うのですが

中嶋氏:弊社のゲーミング向けPCでは 20万円後半から30万円台のモデルにお問い合わせとご注文が多く、注目度が高いです。ZEFT G27ASは「Core i7-12700K」に見合う冷却性能やビデオカードのグレードを考慮して設計しました。

 コストパフォーマンスを考慮しながらも実用性の高いモデルに仕上がったと自負しています。

──第12世代Coreプロセッサーというと、CPUの温度が気になるところですが、このZEFT G27ASでは、いかがでしょうか?

中嶋氏:CPUクーラーはCoolerMasterさんの2連ファンの簡易水冷「ML240L V2 ARGB」を採用しました。240mmサイズのラジエータを搭載した人気のモデルです。

 ケースはNZXTさんのH510 Whiteを採用しています。デザインもいいのですが、マザーボードから水冷ラジエータまで余裕があるので、内部に十分なスペースが確保できており、エアフローも優れています。

 社内でZEFT G27ASを温度・安定性も含め検証を重ね、ゲーミングパソコンとしても充分な冷却性能を備えたCore i7-12700Kの性能をいかんなく発揮できるモデルとなっています。

簡易水冷クーラーのML240L V2 ARGB

ラジエーターはフロントパネル側に搭載

──空冷クーラーを希望されるお客様はいらっしゃいませんか?

西川氏:当店で取り扱いのある空冷クーラーは一通り検証しました。冷却性能に優れた空冷クーラーをラインアップしているのですが、Core i7-12700Kはなかなか手強く、想定した冷却性能を得られたモデルは限られました。

 ただ、デュアルファンの大型空冷クーラー「Noctua NH-U12A」は、Core i7-12700Kに高い負荷をかけても安定した性能を得られたので、当店のカスタマイズでご選択いただけるようにしています。

──やはり第12世代Coreプロセッサーの人気は高いですか?

西川氏:最上位モデルのCore i9-12900Kが一番人気ありますね。発売直後の時期で、もっともコア数が多いモデルということでご購入いただけているのだと思います。発売前は、Core i9-12900Kが高価なことはわかっていましたので、苦戦するのではないかと心配していたのですが、うれしい形で予想が外れました。

──ZEFT G27ASのコストパフォーマンスを考慮するうえで、気に掛けたことはありますか?

中嶋氏:性能と価格のバランスですね。これは個人的な考えですが、安価なパーツを集めて安価なマシンを組み上げても、それはコストパフォーマンスが高いといえないと思っています。性能を維持しつつも価格を抑えるのが重要なのではないかと。そこで、ZEFT G27ASでは、メモリーにはDDR4を採用しました。第12世代Coreプロセッサーの特徴の1つにDDR5のサポートが挙げられますが、弊社がテストを行った限りでは、ゲームをプレイするうえで、DDR4とDDR5で差を感じることは現状ではまずないです。

DDR4を採用することでコスト抑えたと語る中嶋氏

 ですが、DDR5のモジュールはDDR4に比べると高価で、DDR5対応したマザーボードも高くなってしまいます。ですので、今回のZEFT G27ASは、メモリーにDDR4を選択し、コストパフォーマンスの向上を図りました。

──DDR5について問い合わせはありますか?

中嶋氏:ほとんどないです。DDR5を望む方は、自作PCに明るい方が多いので、BTOパソコンよりも自分でパソコンに組み込んでしまうのだと思います。

西川氏:問い合わせではないのですが、Twitterで弊社がDDR5を取り扱っているかどうかといった内容のつぶやきはみかけたことはあります。実は、弊社ではDDR5に対応したモデルも用意しておりますが、あまりお客様に周知できていないようで、専用のバナーを用意するなどしてアピールを図っています。そのモデルを購入されているお客様をみると、価格が高くてもスペックにこだわる方が選んでいる印象です。

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