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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第193回

ドコモショップで契約可になった、月550円~のOCN モバイル ONEのサービス内容や速度をあらためて調べる

2021年12月12日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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 「OCN モバイル ONE」は、NTTコミュニケーションズがドコモMVNOとして提供する格安SIMで、開始は2013年。テレビCMや「NTT」のブランドもあって、当初から上位に食い込んでいる。今年10月には月550円のプランも登場した。

OCN モバイル ONEのSIMを挿入したシャオミ「Redmi 9T」

ドコモショップでも契約が可能になり、
ドコモの実質サブブランド? な感もある「OCN モバイル ONE」

 NTTコミュニケーションズは、来年1月にNTTドコモの子会社になることが決定しているが、個人向けサービスであるOCN モバイル ONEはNTTレゾナントに移管予定。そのNTTレゾナントは現在はNTTコミュニケーションズの子会社だが、近いうちにNTTドコモの子会社になる予定。

 つまり、いずれにしてもドコモの実質サブブランドでは? と感じるが、一般にサブブランドとして扱われるUQ mobileやY!mobileと異なり、元々の通信速度は通常のMVNOの格安SIM並という評価がされてきた。料金も他サービスの月3GBと比べると若干高めの値段だった。

 その後、2019年11月に新プランを発表。料金が大幅に安くなっただけではなく、データ通信のAPN設定も変更。ネットワークも新しいものに移行したせいか、速度が大幅に速くなり、評価も上がった。

 そして今年。ドコモの最も小容量かつ安価なエリアをカバーするサービスとして、ドコモショップでも取り扱う「エコノミーMVNO」の仕組みに参加。月550円のプランも同時に提供が開始された。

石原さとみさんが出演するテレビCMが始まるなど、ドコモショップでの取り扱い開始に合わせて、プロモーション展開も拡大中の印象だ

月550円のプランは月500MB
外ではほとんどデータを使わない人向けのプラン

 月550円のプランである「500MB/月コース」は一部のニーズにピッタリの非常に魅力的なプランと言える。家では無線LANでネットが使え、外出先や会社などではほとんど使わないか、無線LANや公衆Wi-Fiスポットで済ますことができ、ごくたまに電話を発信する必要もあるというユーザーだ。マニアでスマートフォンを複数持っている人にも向いている。

 こういう目的には、povo 2.0という選択肢もあるが、au回線でなはなくドコモ回線がいいというのなら、なおさら適している。また、ほかの格安SIMにも低容量の安いプランはあるが、音声通話付きで月10分相当の無料通話が含まれていることが大きい。

 無料通話分は実際には月220円分で、OCN モバイル ONEは30秒あたり11円の通話料なので最大10分となる。また、OCN モバイル ONEは、専用アプリやプレフィックス追加も必要なく(設備側で自動で番号を付加するオートプレフィックス)、そのまま電話をかけてもこの料金となることも特長だ。また、かけ放題を含む、通話定額オプションも別途用意されている。

かけ放題のオプションは月1430円なので、ほぼ通話のみという人にとってもメリットがある

 ただ、ユーザーがアプリを利用したり、番号を追加する必要が無いとは言え、プレフィックスのサービスを経由すると、高音質なHD通話ができないことを意味する。それを求めている人がどれくらいいるかはわからないが、現在の携帯電話間では当たり前のようにHD通話になることからすれば、音が悪い回線という評価を受けてしまうかもしれない。

OCN モバイル ONEのSIMが入った端末から発信。通話分数の前に「HD」マークはない

あらためてOCN モバイル ONEの現在の通信速度を実測

 速度計測をする上で月500MBという通信量はあまりに少ないため、午前中、昼、夕方と3回だけ計測をした。通常なら複数計測して中間値を採用するがいずれも一発勝負となっている。

 ビジネスタイム開始時の混雑をすぎた午前中10時ごろの計測では、下りで55Mbpsほどの速度を記録している。4G端末でキャリアアグリゲーションもサポートしないシャオミ「Redmi 9T」で計測したが、これだけの速度があれば何も不自由はないと言えよう。

平日午前10時頃の速度

(Mbps) 下り 上り
OCN モバイル ONE 55.00 14.30

 昼休みという格安SIMにとっての難関である時間帯では、12時30分と12時50分の2回計測した。やはり速度の落ち込みはあるので、3大キャリアやそのサブブランドと同等にはいかない。それでも下りで10Mbps台を確保しており、動画視聴も問題なくできる数字と言える。

平日昼12時30分頃の速度

(Mbps) 下り 上り
OCN モバイル ONE 14.30 4.39

平日昼12時50分頃の速度

(Mbps) 下り 上り
OCN モバイル ONE 13.10 17.80

 夕方も20Mbps台を計測している。もっと速度の出る時間帯よりも落ち込んではいるものの、この速度が出ていれば帰宅時に動画を視聴して遅いと感じることはないだろう。

平日夕方18時頃の速度

(Mbps) 下り 上り
OCN モバイル ONE 28.10 7.09

 夕方も20Mbps台を計測している。もっと速度の出る時間帯よりも落ち込んではいるものの、この速度が出ていれば帰宅時に動画を視聴して遅いと感じることはないだろう。

 月500MBという通信量を考えると、モバイル回線で動画を超時間見ることは考えにくいが、ウェブサイト閲覧やアプリの利用、QRコード決済がパッとできるかどうかが重要だ。その点、速度計測と同じ12時40分頃にウェブサイトを見たり、アプリを開いたり、コンビニでPayPayで決済をしてみたがまったく問題なかった。

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