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「HUAWEI WATCH 3」レビュー、その実力は!? 第4回

HUAWEI WATCH 3「ワークアウト」の充実したランニングメニューに注目

2021年12月09日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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運動強度を高めたい場合には「ランニングコース」のメニューも便利だ

 さて、先に挙げた20種類の運動メニューにおいて、「ランニングコース」の扱いだけはやや特殊だ。同モードを選択すると、早歩きやランニングなどを交えたトレーニングメニューが13種類表示されるからである。具体的なメニュー内容は下記の通り。メニュー表示の側にある(i)をタップすると、詳細説明が確認できる。

①ラン/ウォーク(初級)22分:3分早歩き→2分ジョギング→2分早歩き→3分ジョギング→2分早歩き→3分ジョギング→2分早歩き→2分ジョギング→3分早歩き【目的:有酸素体力の基礎づくり】

②ラン/ウォーク(上級)25分:3分早歩き→4分ジョギング→2分早歩き→6分ジョギング→2分早歩き→5分ジョギング→3分早歩き【目的:ランニングに慣れる】

③軽いジョギング 28分:3分早歩き→22分ジョギング→3分早歩き【目的:長距離のランニングに慣れる】

④脂肪燃焼ラン(初級)36分:3分早歩き→30分ジョギング→3分早歩き【目的:脂肪燃焼を図る】

⑤脂肪燃焼ラン(上級)46分:3分早歩き→40分ジョギング→3分早歩き【目的:脂肪燃焼と血管の健康強化】

⑥脂肪燃焼ラン(MIIT)26分:3分早歩き→2分ジョギング→3分ランニング→2分ジョギング→3分ランニング→2分ジョギング→3分ランニング→2分ジョギング→3分ランニング→3分早歩き【目的:脂肪の燃焼効果を高める】

⑦MAF180-初級 30分:3分早歩き→24分ジョギング→3分早歩き【目的:スタミナUP & 脂肪燃焼】

⑧MAF180-初級 30分:3分早歩き→40分ジョギング→3分早歩き【目的:スタミナUP & 脂肪燃焼】

⑨有酸素持久走 36分:3分早歩き→30分ジョギング→3分早歩き【目的:長距離を走るための基礎体力づくり】

⑩LSDラン 66分:3分早歩き→60分ジョギング→3分早歩き【目的:大会出場などに向けてスタミナの増強】

⑪クルーズインターバルラン 29分:3分早歩き→5分ランニング→1分早歩き→5分ランニング→1分早歩き→5分ランニング→1分早歩き→5分ランニング→3分早歩き【目的:乳酸代謝の向上】

⑫テンポラン 26分:3分早歩き→20分ランニング→3分早歩き【目的:乳酸耐性強化】

⑬HIITラン 23分:3分間ジョギング→3分間短距離走→2分間ジョギング→3分間短距離走→→2分間ジョギング→3分間短距離走→→2分間ジョギング→3分間短距離走→2分間ジョギング【目的:VO2Maxの限界を上げる】

 ご覧のように、こちらのメニューは段階的に専門的なランニングを意識したトレーニングへと発展していく。日々の健康増進用というよりは、運動不足の生活習慣を打破するためのきっかけにジョギングを始めたり、市民マラソン大会への出場を目標に掲げたりする場合に、尻を叩いてモチベーション維持に貢献してくれる機能と認識しておくと良いだろう。

そのタイミングで設定されている心拍ゾーンから外れると、知らせてくれる。心拍数がオーバーしている場合には「目標ゾーン超過」、足りない場合には「目標ゾーン未満」と表示された

 実際に、1番初歩的な、ラン/ウォーク(初級)22分を試してみたところ、早歩きやジョギングのタイミングでそれぞれ目標となる心拍数のレベルが表示された。実際の心拍数がそれよりも低かったり高かったりすると、画面にその旨が通知され、まるで「もっと速く走れ~」と並走するトレーナーに鼓舞されるかのような感覚になった。

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