ゲームはもちろん仕事にも使えるシンプルデザインにも注目
120Hz液晶でどこでもゲームが楽しめる、Ryzen 7&RTX 3050 Ti搭載15.6型ゲーミングノートパソコン<IdeaPad Gaming 360>
これからゲームを始めたい人にとって、ディスプレーを用意する必要がなく、デスクトップと比べて場所を取らないゲーミング向けノートパソコンは、現実的な選択肢といえる。日本の住宅事情にも合致しており、とくに昨今のゲーミングノートパソコンの需要は非高くなってきている。
レノボが手掛けるノートパソコン<IdeaPad Gaming 360>も、15.6型のゲーミング向けモデルだ。では、<IdeaPad Gaming 360>はどのようなマシンなのだろうか。また、実際にゲームはどの程度快適にプレイできるのかは気になるところだ。そこで、実際にゲームをプレイし、<IdeaPad Gaming 360>のポテンシャルに迫ってみたい。
Ryzen 7 5800H+RTX 3050 Tiという構成
Lenovo Vantageでサーマルモードを変更可能
まずは、<IdeaPad Gaming 360>のスペックについて紹介しておこう。CPUにモバイル向の「Ryzen 7 5800H」を搭載。Ryzen 7 5800Hは、デスクトップ向けと同じく「Zen 3アーキテクチャ」を採用したモデルで、8コア/16スレッドタイプのCPUとなっている。定格クロックは3.2GHzと抑えめながらも、オーバークロック機能の「Precision Boost 2」により4.4GHzまで上昇する。
一方、GPUにはNVIDIAの「GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU」(モバイル向けRTX 3050 Ti)を採用している。RTX 3050 Tiは、2560基のCUDAコアを持つほか、リアルタイムレイトレーシングの肝となるRT Coreを20基、推論アクセラレータびTensorコアを80基、それぞれ備えている点は大きなトピックといえる。その一方で、エントリー向けに位置付けられるモデルなため、グラフィックスメモリーは4GBに留まっている。
さて、<IdeaPad Gaming 360>では、これらのCPUとGPUを効率よく冷却するため、2基のファンと3本のヒートパイプを用いている。さらに同社によると、4方向の排気孔を用意することで、効率的に冷却が行え、静音性の向上も実現しているという。
さらに、付属アプリケーションの「Lenovo Vantage」(Version 10.2110.17.0)を用いることで、サーマルモードを「パフォーマンス」「バランス」「静音」の各モードに変更可能だ。工場出荷時設定はバランス・モードで、パフォーマンス・モードでは、ファンの回転数と消費電力が上昇し、CPUとGPUが最高性能を発揮するようになる。一方の静音・モードでは、消費電力を抑えることでファンの回転数が低下し、その名のとおり、静音性が向上する。
<IdeaPad Gaming 360>では、システムメモリーにDDR4-3200を16GB搭載。ストレージには、NVMe接続の512GB SSDを備えており、メモリーともどもゲーミング用途で十分な容量を誇る。さらに、1000BASE-T対応の有線LANを備えるほか、Wi-Fi 6に対応した無線LANも用意されている。