火力は強いが風には滅法弱い
さて、いつもの原っぱにやってまいりました。まず今回の主役、ムカのセットアップから。火力が強く、バーナーヘッドが低くて設置面に近いので、輻射熱も強い。テーブルは金属製じゃないと焦げそうです。
そして丸いアルミホイルの鍋のようなものは、付属の風防。輻射熱から守る丸いアルミシートも付いてきます。風防の側面に、何か管が伸びていますが、これは吸気管。燃焼が始まると風防内が酸欠になるためです。ペナペナの風防に対して、こちらはしっかりとした造りでかっこいい。
こうしたものが標準で付属するのは、ムカが風に弱いからであります。バーナーヘッドの形状は、同社のカセットボンベ用バーナー「ST-310」と同じドーム型で、これは横風に弱い。ちょっとした風でも室内の加熱時間の2倍、3倍とかかることがあります。このムカの風防はどれくらい効果があるのか。そこに一人前蕎麦の成否がかかっていると言っても過言ではありません。
ざるそば一人前用セットアップ
今回のセットアップは22Lのトランクカーゴに、サーモスの5Lソフトクーラーボックス、そしてトランクカーゴに入らない微妙なサイズのアルミテーブル、計3つ。クルマから降り、クーラーボックスを肩にかけ、トランクカーゴを両手で抱えて運べば、1回で運搬終了という分量です。
クーラーボックスに入っているのは、お店で買ったそば、タレ、薬味のネギとスライサー。トランクカーゴには大型のアルミコッヘル、竹ざる、ムカのガソリンボトル 。そして現地で水が使えないため、3Lのウォータージャグと2Lポットには、それぞれ水と氷水を入れて持ってきました。
ムカ本体や着火用のガストーチなど、濡れるとマズいものはアルミコッヘルの中。これでポットやウォータージャグから水が漏れても大丈夫。
アルミコッヘルはエバニューの大鍋4L、小鍋2.8Lの2個セットで、スタッキング可能。今回は湯沸かしに2.8Lの小鍋を使い、4Lの大鍋はゆであがったそばとそば湯を分離する、ざる受けとして使います。
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