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「HUAWEI WATCH 3」レビュー、その実力は!? 第2回

ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」見た目・機能ともに充実した仕上がり

2021年11月18日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」

 ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」を使用し、概要や使い心地について紹介する。

 HUAWEI WATCH 3は、直径1.43インチ(約3.63cm)の円形ディスプレイを搭載したスマートウォッチだ。ディスプレイにはAMOLED(有機EL)が使われており、解像度も466×466ピクセルあって、視認性は良い。文字盤デザインは30前後用意されており、ユーザーの好みで変更できる。

1.43インチの円形ディスプレイは表示が見やすい

 バリエーションは2種類あり、ハイエンドのウォッチ製品でよく目にするフルオロエラストマー素材をバンドに採用した「スポーツモデル」が5万380円、革ベルトを採用したクラシックモデルが5万4780円で展開される。

今回使用したのはスポーツモデルだ

 同製品はナンバリング的に「HUAWEI WATCH 2」の後継に当たるのだろう。ただし、HUAWEI WATCH 2は2017年6月に発売された製品で、4年ほど時間が空いている。両者の間には、ワークアウト向きという位置付けで展開されてきたGTシリーズが入る。具体的には、2018年12月発売の「HUAWEI WATCH GT」や、2019年11月発売の「HUAWEI WATCH GT2」、2020年4月発売の「HUAWEI Watch GT2e」2020年10月発売の「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」といった製品だ。ブランディング自体は異なると思われるが、今回の「HUAWEI WATCH 3」のデザインも、これらのGTシリーズにおける改良の流れを汲んでいる部分はあるだろう。実際、HUAWEI WATCH 2の時代から比べると、外観はかなり洗練された印象に変わった。

HUAWEI WATCH 2と比べると、画面がスリープしても光沢感があるのであまりチープさは感じなくなった気がする

 今回試用したスポーツモデルの場合、ケースもバンドもすべてブラックで統一されている。ケース側面は適度に光沢感のある素材になっており、そのためか画面がスリープの状態で腕に装着していたもあまり安っぽさは感じない。フルオロエラストマー製のベルトも付け心地がよく、運動時はもちろん、睡眠のログを取るような用途でも長時間装着しやすい。

ケース裏面

 また、裏面は滑らかで、中央のセンサー類がまとまっている部分は、少し盛り上がっている。見た目として高級感が感じられるだけでなく、肌に触れる際の不快感等もない。さらに、バッテリー充電も端子を伴うものではなくワイヤレスだ。そのため、長期間の運用を想定しても、汗や水分による腐食の心配は少ないだろう。

同梱の充電器はワイヤレス式で向きを気にせずウォッチを設置できるのが楽だ

充電開始時には、水滴が中央に集まっていくようなアニメーションが表示される

 ケース右側面の2時位置、4時位置にそれぞれボタンが備わるデザインは、従来シリーズを踏襲するお馴染みの仕様だ。一方、2時位置のボタンは今回クラウン(リューズ)に変わっており、アプリ選択や音量調整など一部UIでは回転操作に対応した。

リューズで操作ができることもポイント

 製品重量については、ベルトを含まず約54g、ベルト装着状態では手元のキッチンスケールで約82gと表示された。さすがにランニング向けをうたうようなプロ志向のスマートウォッチと比べるとやや重いが、趣味や日課で行うウォーキングやランニングならばワークアウトでも使いやすい重量だと思う。何より、クラシックな腕時計を思わせる形状でありつつも、布にひっかかったり、肌をひっかいたりするリスクを高める危険な突起物が少ないのは嬉しい。ライフログを録りつつ、腕時計型のデザインを選びたい人には、ちょうど良い選択肢になるのではなかろうか。

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