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テレワークやスモールオフィス向け

ネットギア、中小企業向けに「Orbi Pro WiFi 6」ルーター単体とVPNライセンスを販売開始

2021年11月01日 16時30分更新

文● ASCII

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「Orbi Pro WiFi 6」のルーター単体モデル(SXR80-100JPS)

 ネットギアジャパンは11月1日、ビジネス向けトライバンドメッシュシステム「Orbi Pro WiFi 6」のルーター単体モデル(SXR80-100JPS)を発売した。価格は9万5700円。

 本製品は、ルーター、Wi-Fi、スイッチの3機能を1台にまとめたトライバンドメッシュWi-Fi。コンシューマー向けシリーズと同等以上の接続性に加え、ビジネス向け製品では最大4つのSSIDごとにVLANを切り、仕事用通信と私用通信を分離できる。無線、有線ともに、VLANごとにIPアドレスも割り振ることが可能で、ビジネスネットワークへの攻撃リスクを最小限に抑えられるとする。

 テレワークや小規模オフィスでも使いやすいルーター単体モデルには、推奨4台、最大6台までサテライトを追加できるため、接続デバイスの増加や規模拡大など柔軟に拡張が可能。

 2つの5GHz帯(それぞれ最大2402Mbps)と2.4GHz帯(最大1147Mbps)をサポートする。2.5G対応マルチギガWANポートとギガビットLANポート×4を搭載。保証期間は5年間。

InsightビジネスVPN

InsightビジネスVPN

 また、Orbi Pro WiFi 6とOrbi Pro WiFi 5で利用可能な中小企業向けのVPNサービス「Insight(インサイト)ビジネスVPN」も販売を開始した。メインオフィスにあるOrbi Proと家庭や支店にあるOrbi Proとの間で、安全なVPNトンネルを構築し、暗号化された高セキュリティーのリモート接続が可能とする。

 管理者が事前にVPNを設定し、設定済みOrbi Proを従業員に配布することで、スムーズにテレワークを開始できる。設定、管理には、ネットギアのクラウド管理ソリューション「Insight」を使用し、テレワーク開始後に起きたネットワークトラブルにも遠隔で対処できる。

 Orbi Proで4つまで生成できるSSIDのうち、1つをBusiness、1つをPrivateと設定し、Business用Wi-Fiにメインオフィスネットワークと同じSSID、パスワードを設定できる。VLAN設定では、ビジネスネットワークとプライベートネットワークを分離可能。また、VPN設定画面で、メインオフィスのOrbi Proを「セントラルルーター」に割り当て、その後従業員用のOrbi Proルーターを「リモートルーター」として追加し、VPNグループを作成できる。

 従業員は自宅にてOrbi Proを接続し、普段使用しているオフィスのSSIDに仕事用PCやスマートフォンを接続するだけで、メインオフィス内のストレージやシステムにアクセスできる。

 InsightビジネスVPNを使用するには、Insightプレミアム、Insightプロいずれかのサブスクリプション契約が必要となる。Insightプレミアム用VPNライセンスの料金は、1リモートルーター1万6856円~50リモートルーター21万700円(30日間の無料トライアル付き)。Insightプロ用VPNライセンスはネットギアの代理店経由で購入が可能。

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