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ガチで1日中バッテリーが持つ! ノートPCの使い方を変える1台

高級文具のような佇まいのスナドラ搭載Windows 2in1 PC「HP Elite Folio」

2021年11月15日 11時00分更新

文● 山口優/編集●村野晃一(ASCII)

提供: 日本HP

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驚異的なバッテリー駆動時間を実現

 前述の通り、「HP Elite Folio」にはARMベースのQualcomm Snapdragon 8cx Gen2が搭載されている。OSはARM版のWindows 10 Pro(64ビット)だ。x64アプリが動かず、パフォーマンスを検証できるベンチマークテストがあまりないため、ここではブラウザベースのベンチマークテスト「Octane 2.0」とマルチプラットフォームの「Geekbench 5」の結果を紹介しよう。

 まず「Octane 2.0」では総合スコアが34765になった。これは第10世代Core i5-10210Uを搭載したChromebookに近いスコアだ。

「Octane 2.0」の結果

 続いて、「Geekbench 5」を試してみたところ、シングルコアが796、マルチコアが3124となった。シングルコアはCore i5-10210Uより2~3割落ちるが、マルチコアは同等のパフォーマンスになっている。単純比較はできないものの、マルチコア性能は第10世代Core i5-10210U並のレベルにあると言えそうだ。

「Geekbench 5」では、シングルコアが796、マルチコアが3124という結果。第10世代Core i5-10210U並みのマルチコア性能はあると言えそうだ

 次に「CrystalDiskMark」でチェックしてみたところ、次のようになった。

「CrystalDiskMark」の結果

 PCIe3.0x4レーン接続のNVMe対応SSDということもあって、シーケンシャルリードが3000MB/s前後と非常に高速。OSやアプリの起動もサクサクしており、普段使いでストレスを感じるようなシーンはほとんどなかった。

 バッテリーは4セル、46WHrのリチウムイオンポリマーバッテリーが採用されている。充放電回数1,000回の高耐久なタイプで、駆動時間はJEITA 2.0準拠で約21.1時間となっている。そこで、画面の明るさを40%に設定し、Wi-Fi経由で動画をストリーミング再生し続けてみたところ、なんと16時間15分もの連続再生が可能だった。これだけ持てば普段はACアダプターを持ち歩かなくてもすみそうだ。

比較的小型のACアダプター(最大出力は65W)が付属するが、USB PD対応の市販の充電器でも本体に給電することは可能

ノートPCの使い方が変わりそうな「HP Elite Folio」

 上質な文具のようなデザインのボディに省電力なSnapdragon 8cx Gen2を搭載し、実測でも16時間を超えるバッテリー駆動が可能な「HP Elite Folio」。利用シーンに合わせたモードに変形して利用できるユニークなディスプレー機構や、Wi-FiとWWANをシームレスに切り替えられるスマホライクな通信環境など、これまでのノートPCの使い方を変えてしまいそうな可能性を感じる製品に仕上がっている。

 現状ではx64アプリが動作しないなど、使用できるアプリに制約があるため用途は限られがちだが、Windows 11や今後のWindows 10アップデートではその問題も解消される見込み。出先でも常にネットにつなげて作業したいという人や、バッテリー駆動時間の長いノートPCがほしいという人は、ぜひ注目してみてほしい製品だ。

(提供:日本HP)

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