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ゲーム機型PC性能チェック 第2回

ゲーム機型UMPC「AYA NEO 2021」でアイマスなど10本以上のゲームの動作をチェックしてみた

2021年11月08日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

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アイマスのライブシーンも楽しめた!
軽めの2Dゲームなどはもちろん快適

 一風変わったところで、シリーズ初PC版を発売したバンダイナムコエンターテインメント『アイドルマスター スターリットシーズン』の動作もチェックしてみたい。本作は、垂直同期をオフにしていると、アドベンチャーパートのシーンによってフレームレートが激しく上下した。

 たとえば、レッスン上でアイドルが1人のときと、事務所でアイドルが複数いる場合では、フレームレートが20~30fpsほど落ち込むことがあった。これは、前述した『FIFA 22』のようにシーンによって上限が異なるのか、はたまた背景の作り込みや3Dのアイドルの表示数によって異なるのか判断が難しかった。

 そのため、通常のゲームモードでは安定した結果が得られなさそうだったので、アイドル・楽曲・ステージを自由に組み合わせてライブステージが楽しめる「STAGE FOR YOU!」のライブ中のフレームレートを計測した。

 ちなみに、ライブ中もアピールをすると背景の舞台がエフェクトのみに変わるためかフレームレートが極端に上がったので、何も操作せずに測定を実施している。

かつて携帯ゲーム機版もあったので、手元でプレイしたいという人もいるのでは? 携帯して外出先でも楽しめるというのもうれしいところ

画質設定

 アンチエイリアス品質などの品質設定のすべてを「高」に設定した場合は、平均34.8fpsとほぼ30fpsを超えるフレームレートを維持。今回時間がなかったので、レッスンやライブシーンでのリズムゲームのプレイは実施しなかったので、タイミングを合わせるそうしたミニゲームのプレイにどこまで影響でるかは分からないが、ライブを見るだけなら画面がカク付いたり、動きが緩慢になることなく楽しめた。

 試しに品質設定を「低」に設定してみると、平均fpsは48fps前後まで上昇。より滑らかな動作になり、最小も36.3fpsと余裕がでたので、ゲーム操作にズレを感じた場合は、設定を落としてみよう。余談だが、本作では、リアルタイムレイトレーシングに対応しているが、レイトレーシング対応のビデオカードが必要なので、最高の映像美を楽しみたい人は、レイトレーシングに対応しているRadeon RX 6000シリーズやGeForce RTXシリーズを搭載したゲーミングPCが必要だ。

 筆者の個人的趣味でロボットゲームもプレイしてみたかったので、マーベラスがNintendo Switch版を発売し、XSEED GamesがSteamに移植した『DAEMON X MACHINA』(デモンエクスマキナ)もプレイしてみた。

 独特なCGアニメのようなビジュアル、武器を拾って戦えるというシステム、巨大なボスとの戦闘と、新世代のメカアクションとして高い評価を得た本作。一風変わったビジュアルが処理にどう影響でるのかが気になるところ。

元がNintendo Switch用のためもあってか、視認性に特に問題はない。トリガーボタンで重火器を撃って敵を倒す、ロボットゲームがやりたい人にはアリでは?

画像はグラフィック設定。画面設定では、フレームレートが最大200まで選択できた

 グラフィック設定「最高」でも解像度1280×720ドットで平均144.6fpsと120fps超え。とんでもなく軽いので、ディスプレーに接続してみたが、フルHD(1920×1080ドット)で平均93.2fps、WQHD(2560×1440ドット)でも平均58.6fpsとほぼ60fpsを維持して遊べるという結果に。

 ゲームの作りにもよるだろうが、やはりNintendo Switchを前提に作られたゲームの中には、とても軽くてAYA NEO 2021でも、ディスプレー出力の大画面で遊べるゲームがあるようだ。

 動作が軽いゲームというと、シューティングも割と多い。そこで、グランゼーラが開発し、Steam版はNIS Americaが販売する『R-TYPE FINAL2』の動作もチェック。

 本作は最大fpsが360と現状最高クラスのリフレッシュレートに対応したディスプレーでしか体験できない設定が可能。画質の設定項目はすべて「HIGH」にして検証した。

サイドビューシューティングの金字塔である「R-TYPE」シリーズ12年ぶりの最新作。懐かしいという人も多いだろう

最大FPS値設定が「360FPS」まで選べる

 1280×720ドットでは、平均72fpsと快適に動作。ディスプレーに接続してフルHD(1920×1080ドット)でプレイすると平均41.8fpsまで落ち込んだが、30fpsは超えているので、カジュアルにプレイするならアリなレベル。ただ、360fpsまで用意されているので、ステージによっては弾幕がきつくて高フレームレートが欲しくなるのかも……。

 最後に一応、軽いであろう恋愛アドベンチャーゲームの動作も確認しておきたい。シリーズ最終作となるMAGES.が開発、Steam版をスパイク・チュンソフトが販売した『メモリーズオフ-Innocent Fille-』をチョイス。今年9月にはメモリーズオフシリーズのコンセプトを受け継いだ『シンスメモリーズ 星天の下で』もPC版を早く発売して欲しいものだ。

Memories Offシリーズの8作目となる本編の最終作。恋愛アドベンチャーファンは抑えておきたい作品のひとつ

画質設定

 背景はそのままにキャラクターの立ち絵が切り替わる、いわゆる紙芝居形式のアドベンチャーゲームは、ゲームの中でも最も軽いジャンル。最小値が少し落ちているのは、画面転換などの影響と思われるのでほぼ誤差範囲。この手のゲームであれば、多少エフェクトが豪華でもRyzen APUであれば快適に動作することが分かる。

画質次第では30fps以上でプレイ可能
軽めのゲームがメインの人にはオススメ

 今回の検証で分かるようにAYA NEO 2021は、ガチで勝ちを狙うなら高フレームレートが必要なFPSだと厳しいが、1280×720ドットの本体が対応する解像度では、最新のRPGやアクションゲームでも30fps以上では動作するものが多かった。

 もちろん、『サイバーパンク2077』のようにハイエンドなビデオカードが必要なAAAタイトルのプレイは論外だが、初期のGPD WINの頃よりは画質設定次第では、一般的なPCゲームが遊べる範囲でプレイできる。また、7インチというサイズ感は、6.2インチのNintendo Switchよりも大きく、かつ重すぎない絶妙なバランスだと感じる。

 そのうえ、既報の「ハイビーム秋葉原店」の取材記事で紹介しているが、今後のアップデートや追加ロットでは、CPU使用率などを確認したり、ゲームを直接起動するランチャーにもなるAYA Spaceが使えるようになるとのこと。

 加えて、ゲーム機型の最新UMPCは、15万円以上の製品が多いなか、AYA NEO 2021は10万9780円からと比較的安価。プレイするゲームジャンルが軽めな人には、最もオススメできる製品となっている。気になる人は購入を検討してみてはどうだろうか。

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