タッチ対応のIPSパネルや約10時間駆動など、使い勝手は抜群!
モバイル向け第11世代Core搭載! 出先や自宅で積極的に活用できる14型フルHDの軽量薄型ノートPC<IdeaPad Slim 560i Chromebook>
Tiger Lake搭載でアプリの動作が快適
Chromebookは動作が軽いため、性能の低いCPUでもそこそこ快適に利用できる。だが、本製品には冒頭でも述べたCore i5-1135G7と、エントリー向けdGPU並みの性能を持つ「インテル Iris Xe グラフィックス」が搭載されており、性能を重視した構成になっている。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。そこで、実際にベンチマークソフトで性能をチェックしてみることにした。
まずは、JavaScriptベースのベンチマークテスト「OCTANE 2.0」を実行してみたところ、スコアが61378となった。Celeron N4020などを搭載した廉価なChromebookに比べると4倍くらいのスコアで、パフォーマンスはかなり高い。実際、アプリの動作もサクサクなのでストレスはたまらなかった。
続いて、「PCMark for Android」と「3DMark」、「Geekbench 5」を実施してみたところ、次のようになった。なお、いずれもAndroidアプリでのテストとなるため、実際の性能より低めに出る可能性がある。あくまでも参考として見てほしい。
結果を見ると、いずれもChromebookとしてはかなり高い数値が出ている。3DMark Sling Shotについては本製品の性能が高すぎて計測不能(Maxed Out!)と表示されてしまった。Chromebookで画像編集など負荷の高い作業をしたい場合、この性能の高さは心強い味方になってくれそうだ。
PCMark for Android スコア | |
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Work 3.0 スコア | 12055 |
Storage 2.0 スコア | 14834 |
3DMark Sling Shot スコア | |
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総合スコア | Maxed Out! |
Graphicsスコア | Maxed Out! |
Physicsスコア | Maxed Out! |
Geekbench 5 スコア | |
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シングルコア | 1172 |
マルチコア | 3650 |
<IdeaPad Slim 560i Chromebook>のバッテリー駆動時間は、同社によると最大約10時間(Google Power Load Testによる測定値)となっている。これだけ持てば出先でも電池残量を気にすることなく利用できそうだ。
ちなみにバッテリー容量は51Whで、本製品には45W出力のACアダプターが付属されている。このACアダプターは少し大きめで本体と一緒に持ち歩くにはちょっと不便だが、本製品はUSB Power Deliveryに対応しているので、市販のUSB充電器を利用して給電することも可能だ。最近は高出力なUSB充電器もかなりコンパクトになってきているので、出先でよく使う人は、そういったUSB充電器をひとつ用意しておくと何かと便利だろう。
出先で積極的に利用したい軽快なノートパソコン
Chrome OSの軽快さに、Tiger Lakeの高パフォーマンス、長時間バッテリーをプラスしたことで使い勝手を高めた<IdeaPad Slim 560i Chromebook>。学業やエンタメ目的で気軽に使える良コスパなノートパソコンを探している人や、できるだけ高性能なChromebookを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。