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BDドライブが必須なアスキー編集者が、パイオニア「BDR-XD08MB-S」をオススメする理由

2021年09月17日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

提供: パイオニア

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USB Type-Cケーブル対応で取り回しがラクに

「BDR-XD08MB-S」には、付属ソフトをダウンロードする際に必要なコードの記載もあるスタートアップガイドと、Type-Cケーブル、Type-C接続のスマートフォン(スマホ)に挿す際に使用するUSB Type-C変換ケーブル(Type-A→Type-C)が同梱されている。

一般的なUSB Type-A接続できるPCは、USB給電ケーブルで接続し、USB Type-CのみのPCやスマホに接続する際は、USB Type-C変換ケーブルにて接続する

 一昔前の光学ドライブは、USB MicroBコネクタのものが主流だったが、「BDR-XD08MB-S」は標準準拠の上下向きが逆でも挿せるType-Cコネクタになっている。標準準拠のため100円ショップで購入できるType-Cケーブルでも利用できるため、もしも付属ケーブルを忘れた時のために、会社には100円ショップで買ったType-Cケーブルを置いておくのもイイだろう。

 ちなみに、付属のType-CケーブルはL型のため、左右どちらでも真横に引き出せるため、PC接続がよりスッキリとした形になる。ただ、ノートPCの裏に回して配線する場合、付属のケーブルだとちょっと短い。USBハブなどを使って少しPCとの接続距離を延ばすか、長めのケーブルを別途用意すると、配線にコダワル人には良いかもしれない。

一方、付属ケーブルはL型のため、コネクタから90度真横にケーブルが引き出されるため、PCの左右どちらに置いてもケーブルの曲がり方が少なくスッキリとした配線になる

 筆者は個人的な趣味もあって、最近小型のPC(UMPC)を買い漁っている。Valveが発表した「Steam Deck」により一躍注目を集めたコントローラーを備えたゲーム機型のUMPCが特にお気に入りだ。

 そうしたUMPCは小型なため、インターフェースが少ない。筆者が最近買ったGPD WIN 3は、Type-Aもあるが、普段タッチパッド付きのキーボードのドングルを挿しているため、充電も兼ねるType-Cのみが空いている。そんな時でも付属のType-C変換ケーブルを使えば、「BDR-XD08MB-S」が接続できる。

インターフェースの少ないUMPCや薄型のノートPC、Type-Aが搭載できないType-Cのみのタブレットなどには、Type-C変換ケーブルで接続できる

 最近のPCゲームは、SteamやEpic Gamesストアなどのストアで購入してダウンロードできるものが多い。しかし、限定アイテムが付属したパッケージやコミックマーケットで販売される同人ゲームなど一部PCゲームは、未だディスクで販売されている。世間に知られるAAAタイトルよりも、個人製作の味のある同人ゲームを好むという人などにとっては、光学ドライブはまだまだ必要なアイテムだ。

ワイヤレスドックがあるとケーブルレスでさらに快適

 別売りのIEEE802.11a/b/g/n対応のワイヤレスドック「APS-WF01J-2」(実売5200円前後)と併用すれば、UMPCと無線で接続できるので、よりオススメだ。

 ゲーム機型のUMPCの少ないインターフェースを使うことなく、「BDR-XD08MB-S」でDVDや音楽CDの再生、ゲームのインストールもできるので、別途購入を検討してみてもイイだろう。

スマホで直接音楽の取り込みが可能!

 光学ドライブは、もちろん仕事以外にも利用できる。「BDR-XD08MB-S」は、3種類のカラバリがある既存の「BDR-XD08BK/SV/GL」やより安価な「BDR-XD08LE」では非対応の4K&HDRで再生可能なUltra HD Blu-ray(UHD BD)にまで対応する。

 UHD BDのPC再生できるPCはやや複雑な条件(参考記事)が絡むので今回は詳しく触れないが、「BDR-XD08MB-S」は一般的なBDやDVD作品、音楽CDどんなディスクでも再生可能。雑誌の付録や参加したイベントで貰ったなど、意識せずに映像作品や音楽作品を入手した時でも困ることはない。

 また、最近は一人暮らしでPCを持っていないという若者も多いと聞く。そのため、Android&iOS対応の光学ドライブのラインアップも増えてきた。しかし、競合メーカーのそうした外付け光学ドライブは、実はAndroid&iOSのみに対応し、Windows PCでは利用できなかったりする。

 光学ドライブならPCでも使えるだろう、と思い込んでいて、学校や会社のPCで必要になった時に使えなかった、という経験がある人もいるのではないだろうか。しかし、「BDR-XD08MB-S」は、Windows PC(8.1/10)だけでなくMac OS(10.11~11)に加え、パイオニア製のハイレゾ対応音楽アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」(無料)を使うことで、AndroidスマホでもPCレスで音楽CDの取り込みができる。

「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」は、基本無料だが「ハイレゾ再生&MSR機能」をアプリ内課金で購入すれば、ハイレゾ再生および圧縮音源をハイレゾ音源に迫る高音質でアップスケーリングして再生するMSR機能が利用できる。さらに、本アプリはハイレゾワイヤレスオーディオ「Stellanova」にも対応。e-onkyo music、moraといったハイレゾ配信サイトで購入したハイレゾの楽曲もPCなしでダウンロードして楽しめる。

Androidスマホで使用する際は、別売りのACアダプター「DCA-003」(実売3600円前後)があれば、PCがなくても音楽CDの取り込みが行なえる

音楽CDの楽曲情報やジャケット画像は、信頼度の高い「Gracenote MusicID」よりインターネット経由で自動取得できる

 残念ながらiPhoneでは利用できないが、1台でPCとスマホ両方で使えるので、利便性はかなり高い。楽曲についても、近年はサブスクリプションサービスが充実しているが、ゲームやアニメのサントラCDの取り扱いは少ない。雑誌や小説の付録、イベント限定といった特別版なCDの楽曲も当然サブスクリプションサービスでは入手できない。

 ゲームのサントラは一部TSUTAYA DISCASでレンタルできるので、ゲーマーの筆者も定期的に利用している。そうしたレンタルサービスのCDを取り込むにも光学ドライブは必須だ。

 パイオニア製の光学ドライブがオーディオマニアに選ばれる理由のひとつに、音楽CDの読み出し精度を高める同社独自の機能「PureRead」がある。本機能は、音楽CDが読み取れずエラーが発生した場合、データを補完するのではなく、設定値を変えてリトライして、ディスクに記録された原音を忠実に読み取る。

 従来のPureRead 3までは、1回の読み取りでどれか1つの設定値しか使わずにエラーを訂正していた。しかし、「BDR-XD08MB-S」が対応する最新の「PureRead 4+」は、1回の読み取りで複数の設定値を同時に使ってエラーの訂正を実施するので、ディスクの読み取り辛い箇所の精度が向上しているという。つまりは、傷や指紋、そりなどがある音楽CDの音楽データを、より忠実に読み取れるので、筆者のようにCDをレンタルしたり、古いCDをたくさん持っている人には、パイオニア製光学ドライブはマストなアイテムだ。

公式で公開されているパーフェクトモードで音楽CDを読み取った際のPureRead 3+(左)とPureRead 4+(右)の波形の比較

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