FSRの画質とパフォーマンスをチェック
「FidelityFX Super Resolution」のモードによる画質の違いと、パフォーマンスを確認していこう。 モードは4種類で、元の画質に近い品質が得られる「Ultra Quality」、フレームレートの向上を図りながら、元画質に匹敵する品質を実現する「Quality」、元画質に近い画質を生成しながら、「Quality」を超えるフレームレートの向上を実現する「Balanced」、フレームレートは大きく向上するが、画質への影響が非常に大きい「Performance」になる。それぞれのモードで解像度は以下の通りになる。
各モード使用時の入力画像サイズ | ||||
---|---|---|---|---|
4K出力 (3840×2160ドット) |
WQHD出力 (2560×1440ドット) |
フルHD出力 (1920×1080ドット) |
||
Ultra Quality (1.3倍拡大) |
2954×1662ドット | 1970×1108ドット | 1477×831ドット | |
Quality (1.5倍拡大) |
2560×1440ドット | 1706×960ドット | 1280×720ドット | |
Balanced (1.7倍拡大) |
2259×1270ドット | 1506×847ドット | 1129×635ドット | |
Performance (2倍拡大) |
1920×1080ドット | 1280×720ドット | 960×540ドット |
まずはバイオハザード ヴィレッジの村中と城内の2つのシーンを使用し、4K、WQHD、フルHD解像度で、FSRのモードごとにスクリーンショットを確認していこう。
4K解像度
入力解像度が、そこそこ高いとは言え、全体的に画質は甘くなり、城内の階段途中にある手すりや、奥の扉上にある蝋燭の火のなど、元画質に近い「Ultra Quality」と「Quality」でも、その違いは大きい。
WQHD解像度
「Ultra Quality」モードでも、入力画像が1970×1108ドットと低いため、全体的にボケており、村中では生い茂る樹木の描画に顕著に表れている。また、城内のソファなどの描画も、かなり甘くなっているのがわかる。
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