基本的な性能をチェック
まずは基本性能としてCPUパワーを「CINEBENCH R23」で、グラフィック性能を「3DMark」で、ストレージの読み書き性能を「CrystalDiskMark」でそれぞれ計測してみた。
最後に「PCMark10」のStandardテストの結果もご覧戴こう。
60fpsプレイには十分なパフォーマンス
では、ゲームにおけるパフォーマンス検証に入ろう。冒頭で述べた通り、本機は描画負荷の軽いゲームにターゲットを合わせている。その代表として、まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチ)を利用した。画質は“最高品質”、解像度はディスプレーに合わせてフルHDとした。
FF14ベンチ中の平均フレームレートは78fps、最も低くなった瞬間でも35fps。本作程度の負荷なら最高画質でも十分遊べる。魔法やエフェクトが激しく飛び交うようなシーンを想定しているなら、画質を少々下げると良いだろう。
続いて、同じMMO系として「PSO2 ニュージェネシス」(以下、NGS)のベンチマークも回してみた。画質は“高”設定としている。
続いては「Rainbow Six Siege」(以下、R6S)で試してみよう。APIはVulkanとし、画質“中”設定で内蔵ベンチマークを走らせてみた。
さすがに、R6Sといえど画質を盛るとRTX 3050 Tiでは平均60fpsを割り込んでしまうが、画質を中設定にすることで液晶のリフレッシュレート以上のフレームレートを確保できる。本稿の検証時以降に実装されたDLSSを使えば、さらにフレームレートが伸びる可能性もあるが、DLSSを使わずとも60fpsキープが十分可能だ。
次のグラフは主要なeスポーツ系タイトルのフレームレートをまとめたものだ。「VALORANT」は最高画質設定でトレーニングステージで測定、それ以外の「Apex Legends」「Knockout City」および「Rogue Company」も画質中設定(真ん中の設定がない場合は上側に設定)とし、「CapFrameX」を利用してトレーニングやチュートリアルステージで計測した。
Apex Legendsがフレームレートがやや落ち込みやすい傾向(スモークの中に入ると落ちやすい)があるものの、上記グラフで使用した軽めのゲームであれば、快適なプレイが期待できることがわかる。
まとめ:軽めのゲーム中心であれば良い選択
GF63 Thin 10UのCore i5搭載モデルに重量級ゲームは似合わない。GPUがRTX 3050 TiゆえにRainbow Six SiegeやVALORANTといった軽めのゲームにターゲットを合わせて全てが調整されている。
しかし、実売12万円と安い割には薄型で軽く、値段の割にバランスの良い設計のゲーミングノートPCといえるだろう。唯一不安点を挙げるとすれば、メモリー搭載量が8GBと少ない点だが、保証切れを覚悟で自己増設することもできるので大きな足枷とはいえない。軽めのゲームに限定されるRTX 3050 Tiのパフォーマンスに満足できるかどうかがカギといえるだろう。

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