ASUS JAPANは7月15日、「Lite Hash Rate」(LHR)版 GeForce RTX 3080/3070/3060 Tiを搭載するビデオカード4モデルを発表した。いずれも7月16日から販売を開始する予定だ。
ラインアップは「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITE-V2」「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING」「TUF-RTX3070-O8G-V2-GAMING」「DUAL-RTX3060TI-O8G-V2」の4モデル。
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMINGは、ブレード数を増加したAxial-techファンを3基搭載する。ファン数は、センターファンが13枚、補助ファンが11枚。サイドファンのバリアリングは、より横方向からの吸気を可能にし、冷却アレイを通してより良いエアフローを提供するためにスリム化した。センターファンの追加ブレードとフルハイトリングは静圧を高めGPUヒートスプレッダーに直接送風する。
また、センターファンと補助ファンの役割を強化するため、センターファンの回転方向を逆にした。これにより、冷却アレイ内の気流の乱れを低減し、ビデオカードの全体的な冷却性能を高めたという。
主なスペックは、グラフィックスコアがNVIDIA GeForce RTX 3080、ブーストクロックが1905MHz(OCモード時1935MHz)、メモリースピードが19Gbps、メモリーインターフェースが320-bit、ビデオメモリーがGDDR6X 10GB。搭載ポートはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×3、補助電源コネクターは8ピン×3を装備する。本体サイズは、およそ幅318.5×奥行き140.1×高さ57.8mm。価格はが17万6000円。
カラバリが異なるROG-STRIX-RTX3080-O10G-WHITE-V2は、主なスペックは上記のとおりで、価格は18万9200円。
TUF-RTX3070-O8G-V2-GAMINGは、ミリタリーグレードのチョークコイルに、ミリタリーグレードかつ発熱量が少ないMOSFET、従来とくらべて長寿命とうたうコンデンサーを搭載し、高負荷状態で連続稼働をさせたいようなゲーミングPCに最適なビデオカードだという。
3基のファンが連動して動作するAxial-techファンのデザインを活用し、3基のファンにはデュアルボールファンベアリングを採用。スリーブベアリングやほかのベアリングタイプと比較して、安定した性能と長寿命を実現した。また、VRAM専用のヒートシンクを搭載し、最大動作スペック以下の温度を維持できるとのこと。
主なスペックは、グラフィックスコアがNVIDIA GeForce RTX 3070、ブーストクロックが1815MHz(OCモード時1845MHz)、メモリースピードが14Gbps、メモリーインターフェースが256-bit、ビデオメモリーがGDDR6 8GB。搭載ポートはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×3、補助電源コネクターは8ピン×2を装備する。本体サイズは、およそ幅299.9×奥行き140×高さ53.4mm。価格は11万3300円。
DUAL-RTX3060TI-O8G-V2は、2基のファンを搭載するモデル。アドバンスドオンボードコントローラーにより、グラフィックスコアの温度が55度を下回ったときにファンの回転を止めることが可能で、負荷の軽いゲームを静かに楽しめるとする。グラフィックスの温度が上がると、ファンは自動的に回転をはじめる。なお、中程度の温度ではより静かに動作するように、ファンカーブを緩めに設計した。
主なスペックは、グラフィックスコアがNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti、ブーストクロックが1710MHz(OCモード時1740MHz)、メモリースピードが14Gbps、メモリーインターフェースが256-bit、ビデオメモリーがGDDR6 8GB。搭載ポートはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×3、補助電源コネクターは8ピン×1を装備する。本体サイズは、およそ幅269×奥行き136×高さ52mm。価格は8万4700円。