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SCARZの友利氏やレノボの豊後氏、DJ LIVEを披露したKSUKEさんにインタビューを実施!

「Apex Legends」の海外&国内プロチーム&人気ストリーマー参戦、音楽×eスポーツの新しい取り組みもスゴイ「SCARZ CUP」開催の裏側をみてきた

文●八尋 編集●ASCII

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SCARZがカッコいいことをして、<LEGION>がカッコいいことを伝えたい

 まずは友利氏のインタビューから紹介しよう。

友利 洋一氏

──今回、音楽(EDM)×eスポーツという新しい取り組みを実施されたきっかけを教えてください。

友利 洋一氏(以下、友利氏):eスポーツの公式大会などのオープニングで、音楽で盛り上げるということはよくありますが、eスポーツチームとスポンサーが一緒にやるイベントと考えると、新しいのではないかなと思います。また、冒頭や休憩の間に、こういったライブ映像が流れるというのは初めてなのではないでしょうか。

 また、個人的にもeスポーツと音楽の親和性は高いと考えているので、EDMというカッコいいジャンルとApex Legendsをつなぎ合わせると楽しいのではないかと考えました。

──KSUKEさんにオファーしたきっかけを教えてください。

友利氏:KSUKEさんはSCARZの公認アンバサダーとして一年前から一緒に取り組みをやらせてもらっているのですが、レノボさんの<LEGION>がカッコいいということをうまく伝えたいなという思いから、今回の企画をお願いしました。

──今回の大会では、海外の強豪チームが参加していますが、どうやってオファーされたのでしょうか。

友利氏:SCARZは海外にもチーム「SCARZ EU」として選手が所属していまして、私も彼らと仲がいいので「海外チームを大会に呼びたい、面白い大会にしたい」と相談したところ、選手たちが声をかけてくれました。

──レノボ×SCARZの取り組みは、今後も実施されるのでしょうか。

友利氏:そうですね。試行錯誤しながらですが、僕たちがカッコいい取り組みをして、レノボの製品もカッコいいよねというブランディングをつくっていきたいです。

──<LEGION>について特徴を上げるとしたらどこですか?

友利氏:もちろんカッコいいという部分もありますが、普通に高性能ですよね。あと、ゲーマーの「ここだよ!」というツボをしっかり押えてくれているというイメージもあります。

──今はなかなか難しいですが、音楽(EDM)×eスポーツのイベントはオフラインでもとても盛り上がると思うのですが、いかがでしょうか。

友利氏:ぜひやってみたいです! やはり、音楽(EDM)もeスポーツも<LEGION>の製品もリアルで体験できる、今までにない取り組みをやってみたいです。

──ありがとうございました。

音楽が好きな人たちにも、<LEGION>のよさをしってほしい

 続いて、豊後氏へのインタビューも紹介する。

豊後 祐紀氏

──今回のSCARZ×LEGION、音楽(EDM)×eスポーツの取り組みのきっかけを教えてください。

豊後 祐紀氏(以下、豊後氏):以前、SCARZの友利さんから、KSUKEさんにアンバサダーをお願いするという話を伺い、<LEGION>をゲーマーの皆さんだけでなく、音楽が好きな方にも伝えていけたらいいなと思っていたところで、タイミングよく今回の大会のお話を伺って、面白そうだなと感じたのが最初でした。

──eスポーツと音楽(EDM)の親和性についてはどう考えられていますか?

豊後氏:音楽が好きな人たちとゲームの親和性が高いというデータを観まして、ゲーミングパソコンに着目してもらえる機会が作れるなと思ったのも、きっかけのひとつです。また、今後KSUKEさんの制作に<LEGION>を使ってもらう予定もあるので、ご期待下さい。

──実際にKSUKEさんのDJ LIVEを観ていかがでしたか? また、<LEGION>のロゴが採用されていたり、<LEGION>のCMで採用されている曲も流れていましたね。

豊後氏:今回の映像を制作していただいたのは、KSUKEさんの制作チームで、「Ultra Japan」などでも演出を手掛けているチームなので、やはり表現がすごいですよね。CMの曲については、制作チームの方々が選択していただいたという感じです。制作チームの方々にも感謝しています。

──今回、海外の強豪チームが参加していますが、いかがですか?

豊後氏:やっぱりSCARZというチームだからこそ、様々なチームとつながれたと思っていまして、そのコミュニティーはとても重要だと思っています。今後も、色々な大会を開けるかもしれませんし。スポンサー側としても期待値が高い部分の1つでもあります。

 また、日本のチームも世界水準を知る機会はなかなかないので、お祭りみたいなイベントではありますが、レベルアップにつながるのではないかとも考えていて、それもよかったと思っています。

──確かに。また、急遽Cloud9が参加できるって、すごいですよね(笑)。

豊後氏:とても驚きました。これもSCARZさんだからこそだと思っています。

──今は難しいとは思いますが、今後はこういったイベントをオフラインで実施したいという思いはありますか?

豊後氏:そこはSCARZさん次第という部分もありますが、メーカー側としては、パソコンを直接触って良さを知ってもらえる機会に繋がると思うので、リアルなイベントもやってみたいですね。

──SCARZさんとも今後は色々と取り組みはされる予定でしょうか。

豊後氏:そうですね。今後も取り組んでいきたいなと思います。

──ありがとうございました。

EDMをしらなくても先入観なく視聴者が楽しめるDJ LIVEに
Apex Legendsの選手がテンション上がる選曲を

 そして今回、DJ LIVEを披露したKSUKEさんにもコメントをいただいたので紹介したい。

なんとKSUKEさんにもコメントをいただいた

──今回の大会にDJ LIVEとして参加されていかがでしたか?

KSUKEさん:率直にとてもうれしかったです! 今回の大会は、普段の大会では絶対にありえない組み合わせが揃ったeスポーツ異種格闘技戦みたいな感じだったので、個人的にもかなりテンションがあがりました! 同時にいつも僕が活動を行なう環境とは全く違う舞台ということもあり、正直、準備段階で多少の不安や心配はありました。

──DJ LIVEはド迫力でカッコよく、かなりこだわりが詰まったライブだと感じ、観させていただいて鳥肌が立ちました。今回のライブで特にこだわられた点などがあれば教えてください。

KSUKEさん:ありがとうございます!今回、ヴァーチャル空間と実際のナイト・クラブ空間の2ステージでDJ演出を作りました。普段、日本のeスポーツ大会でDJが演出に入ることはないので、視聴者がいかに先入観なくDJというものを受け入れて楽しんでくれるかを一番に考えました。

 1セット目はヴァーチャル空間でApex Legendsを好きな方が素直に没入できる音&映像の演出、2セット目のナイト・クラブ空間では、大会での白熱バトルや実際のパーティーをイメージした生の光と音&映像の演出をそれぞれ考えました。

 選曲に関しては、Apex Legendsに関連性の高い楽曲や、視聴者のみならず実際の選手が試合をやる前にテンションが一気に上がる楽曲を中心にセレクトしました。普段から音楽に興味のない人、音楽が好きでしょうがない人、ゲーム音楽しか聴かない人など様々だと思いますが、今回は音と共に映像演出がセットであったのである意味、誰が見ても楽しんでもらえたのでは!? と思っています。

 途中にApex Legendsのシステム・ヴォイスや、オクタンのヴォイスなどをエディットして、おもしろポイントとして入れたのですが、多くの方にオクタン!!と反応してもらえてうれしかったです(笑)。

──大会を観戦されて、いかがでしたか?

KSUKEさん:皆さんもびっくりしていましたが、とにかく参加メンバーが豪華すぎて驚きました。試合はやはり海外チームの強さに圧倒されたのですが、日本のプロチーム、ストリーマーチーム両軍とも後半にかけて追い上げていて、自然と日本チーム頑張れ! と応援していました。これがeスポーツか! とも実感しました。

──eスポーツの大会やタイトルでも、音楽で会場を盛り上げたり、プロモーションでさまざまな取り組みがあったりしますが、音楽の世界からみてeスポーツとはどのように映っているのでしょうか。

KSUKEさん:そもそも音楽とゲームはとても密接な関係にあると思っていて、実際にゲームが好きで音楽を作り始めたアーティストは本当に沢山いますし、もちろんゲームプレイヤーの中にも音楽好きの方はかなり多いと思います。

 僕も音ゲーをやりはじめてからクラブミュージックが好きになったり、兄がやっていたRPGに影響されてそのサントラを聴き漁っていた時代もありました(笑)。ほんの最近までは遊びだったゲームが今回のような大きな国際試合まで成長していることに驚きを隠せませんし、今後ももっともっと注目されて大きくなってほしいと思っています。

 ゲームも音楽もどちらも進化が止まらない文化だと思っているので、今後も色々な形で絡み合って面白い事ができたら相乗効果があるんじゃないかなと考えています。今回がその第一歩になったかなと思いますね!

──ありがとうございました。

 今回のSCARZ CUP powered by LEGIONは、海外チーム、日本のチーム、ストリーマーチームが参加する、今までにない大会になったほか、KSUKEさんによるDJ LIVEもめちゃくちゃカッコよく見ごたえがあるので、ぜひアーカイブをチェックしてみてほしい。

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