千葉大学医学部附属病院が、医療従事者ワクチン接種後の健康管理ツールとして導入
新型コロナワクチン接種後の健康管理ツール「Smart:DR」、コミュニケーション基盤にLINE WORKSを採用
2021年06月17日 15時30分更新
ワークスモバイルジャパンは6月17日、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の健康管理機能を備える災害対策システム「Smart:DR」のコミュニケーション基盤に、LINE WORKSが採用されたと発表した。
Smart:DRは、Smart119が提供する災害対策システム。医療機関のために開発されたもので、ユーザーに体温や体調、勤怠状況の報告を求められるほか、ワクチン接種を済ませた人に対して副反応の発生状況も一元管理できる「職員健康情報管理機能」を備える。
ワクチン接種を受けた医療従事者は、健康観察日誌を記すことが義務付けられている。Smart:DRを利用すれば、スマホ上で健康状態に関するアンケートに答えるだけで報告が可能になり、紙での記入や集計の負担を軽減できる。また、体温・体調情報のデータ入力を簡便にすることで、コロナワクチン接種後の副反応の兆候をデータで把握することに寄与するとしている。
今回、同システムのコミュニケーション基盤としてLINE WORKSが採用されたことで、LINE WORKSユーザーはSmart:DRからのアンケート記入通知をLINE WORKSで受け取れるようになる。アンケート記入通知はメールでも受け取れるが、LINE WORKSは情報の既読・未読が把握できる。ワクチン接種に関わる管理者は、報告のお願いに関する連絡が未読の人にリマインドするなどの対策を講じることで、状況把握の徹底に役立てられるとしている。
Smart:DRは現在、2017年からLINE WORKSを導入している千葉大学医学部附属病院において、医療従事者ワクチン接種後の健康管理ツールとして活用されている。ワークスモバイルジャパンの公式ウェブサイトでは、千葉大学病院へのインタビューが公開されている。