先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第139回
動くグラフで見る、世界のワクチン接種状況/アルテミス計画に黄信号「宇宙天気現象」リスク
2021年05月31日 09時00分更新
動くグラフで見る、世界のワクチン接種状況(日本はG20中19位)
世界中で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種プログラムが展開されつつあるが、展開のペースは国によって大きく異なっている。最も進んでいる米国や英国が人口100人あたり80回以上のワクチン接種を実施してきたのに対し、ワクチン接種が1度も実施されていない国も多い。
アルテミス計画に黄信号、延期なら「宇宙天気現象」のリスク
宇宙飛行士を再び月に送り込むNASAの「アルテミス計画」は、2020年代後半にずれ込む可能性が高まっている。だが、英レディング大学の新しい研究によると、2020年代後半は異常な太陽嵐が起きるリスクが高いという。
「藻」の遺伝子で失明から視力回復、光遺伝学で新成果
欧米の科学者で構成する研究チームは、視力を失った被験者の目に藻類の遺伝子を組み込むことで、目の前のテーブルにノートが置かれたことを認識できるようになったことを医学雑誌で報告した。光遺伝学の恩恵を受けた初めての患者であるとしている。
世界共通言語になった 「絵文字」の未来、 初の女性委員長が語る
絵文字(emoji)は、テキストメッセージに微妙なニュアンスを追加する手法としてネットで多用されている。絵文字を標準化するユニコード・コンソーシアムの絵文字小委員会の委員長に就任したジェニファー・ダニエルが、自らの役割や絵文字の未来について語った。
米国で高まる「顔認識」規制の気運、自主規制から近く法制化へ
アマゾンは米国での警察への顔認識ソフトの販売停止を無期限に延長した。大手テック企業は現在、警察に対する顔認識テクノロジーの提供を自主規制しているが、連邦法による規制の動きが加速している。
公共交通の未来、 キーワードは「15分都市」
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、世界各地の公共交通機関は大変革を迫られている。かつて都心部のオフィスに集まって働いていた人たちの多くはリモートワークに移行し、電車やバスを利用しなくなった。公共交通機関と都市はどうあるべきなのか。世界中の公共交通機関から採用が相次ぐ新興ソフトウェア企業のトップは、都市を見直す機会だという。
LLMの課題検証、 AI研究者が世界最大規模の オープンソースPJ立ち上げ
人間の会話を模倣する優れた能力で注目を集めている大規模言語モデル(LLM)には大きな課題があるが、商業主義の巨大テック企業はそれに向き合おうとしていない、そこで、同モデルの課題を検証するための世界規模のオープンソース・プロジェクトがこの4月に始動した。
SF小説で描かれる未来都市はどう変わったか
SF小説では実在する有名都市を下敷きにして新たな都市を描くことが多い。想像上の都市は、パンデミックや政治体制の変更といった社会的な影響を受けてどう変化してきたのか。
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