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【Google I/O】Tizen統合でスマートウォッチに激震!市場がひっくり返るかも!?

2021年05月20日 12時30分更新

文● 太田百合子 編集●飯島恵里子/ASCII

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 昨年は中止になってしまった「Google I/O」ですが、今年は完全オンラインながら2年ぶりの開催とあって、基調講演の発表内容も盛りだくさん。ワクワクする最新技術のオンパレードでした。筆者は一昨年現地で取材しましたが、当時掲げられた「AI for Everyone」とのスローガンがさらに一歩、いや一歩どころではなく、大きく前進したのだなと感じました。

基調講演はマウンテンビューのグーグルキャンパスからライブ配信されました。またマウンテンビューに取材に行けるようになる日が待ち遠しいです

 特に驚いたのは、AIを用いた自然言語処理の進化です。「LaMDA」と名付けられたAI言語モデルを使って、冥王星や紙飛行機について会話する動画は、とてもコンピューターが相手だとは思えませんでした。まだ研究開発段階とのことですが、完全に文脈を理解しているように思えます。これが近い将来、Googleアシスタントで使えるようになると思うと、ワクワクせずにいられません。スマートスピーカーとの会話が楽しみです。

 またMultitask Unified Model(MUM)という、新しい検索技術も紹介されました。「アダムス山に登ったので、今度は富士山を登りたい。どうすればいい?」という質問に対し2つの山を比較する必要性や、「どうすれば」には富士山にあわせたトレーニングや、準備するものなどが含まれることも理解した上で、検索結果を導き出せるとのこと。さらにその検索結果には、富士山に関する知見が多い日本語の情報も含まれます。MUMでは言語を超えた検索が可能です。

Multitask Unified Model(MUM)では、2つの山を比較する質問に対して検索事例が紹介された

検索は言語を横断して実施され、テキストや画像、動画も含まれるという

 MUMは画像にも有効で、登山靴の写真を撮って「これで富士山に登ってもいいか」と尋ねると、靴が適切なものであるかどうかや、ほかにおすすめのアイテムを表示してくれたりもます。この強力な検索機能が、LaMDAとともにあらゆる検索に使えるようになれば、探し物、調べ物が激変しそうです。

 基調講演では、ARについての言及もありました。現在グーグルは、スマートフォンで動物を検索すると、その3DモデルをAR表示できるという機能を提供していますが、おそらくはオリンピックにあわせてなのでしょう。その対象にアスリートも加わりました。この機能はすでに使うことができ、試しに大坂なおみ選手を検索すると、筆者の部屋でサーブする彼女の姿が見られました。ぜひ試してみてください。

Googleマップのライブビューが進化、複雑で迷いやすい東京の駅でARによるナビゲーションが使えるようになります

 ARに関連してはもうひとつ、うれしい発表もありました。Googleマップのライブビューが進化し、目的地までのナビゲーションだけでなく、お店やレストランの検索ができるようになります。さらにGPSが使えない、空港や駅などの屋内でも利用できるようになるとのこと。しかもこの機能は、来月には東京でも使えるようになります。これもおそらくはオリンピックを想定して準備されたのだと思いますが、複雑で迷いやすい東京の駅でARによるナビゲーションが使えるようになるのは、ありがたい限りですね。

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