ウォッチを併用して測定すればより便利に
一方、ランニングの測定にも不満が一歳ないわけではない。HUAWEI Band 4eをシューズに装着して走る場合には、ディスプレイに情報が一応は表示されるものの、屈んで日陰を作りつつ目を凝らさなければ、全く内容が確認できないといった弱点があるからだ。また、手首に装着していないため、心拍数なども測定できない点は、理解しておかなければならない。
ただし、Androidとペアリングしているのであれば、フットモードのHUAWEI Band 4eと、HUAWEI Watch GT2シリーズを連動させることで、こうした欠点を補える使い方「デュアルデバイス接続」も用意されている。要するに、ウォッチの画面でリアルタイムの走行距離変化やスピード、心拍数などのデータを測地しつつ、シューズにつけたHUAWEI Band 4eで接地のデータを取得できるわけだ。
iPhoneは残念ながらデュアルデバイス接続には対応せず、筆者が検証した範囲では同時接続ができず、2つ目のデバイスを接続しようとすると、切り替わってしまう。
具体的には、バックルに装着して「フットモード」に切り替えた状態のHUAWEI Band 4eと、HUAWEI Watch GT2シリーズを同時にスマートフォンにペアリングした状態にしておく。その上で、huawei healthアプリ内の「運動」タブからワークアウトを実行すれば、2つのウェアラブルデバイスが連携して計測を始める。
各機器からワークアウトをスタートすると単体で計測してしまうのは、やや惜しいようにも思ったが、毎回ワークアウトの度にスマートフォンや2種類のウェアラブルを携帯するとは限らないことを考えると、現実的な仕様に感じた。
ウォッチが必要になる分、コストのかかる使い方にはなるがすでにGT2シリーズを使っている人にとっては、スマートバンドの追加で、より詳細なデータが得られるのは魅力だ。各々の利用目的に合わせて、必要があればこうした使い方も検討してみてほしい。