Apple M1搭載で大幅性能アップの「iPad Pro」&カラフル7色「iMac」特集 第15回
【実機レビュー】アップル AirTagは“俺は忘れない”という自信家にも魅力あるトラッカーだった
2021年04月22日 22時35分更新
世界中のiPhoneユーザーが発見を手助け
落とし物トラッカーの数は、トラッカーと接続できる端末がどこまで普及しているかにかかっている。iOS 14.5以降が組み込まれたすべてのiPhoneがAirTagをトラックすると言えば、それだけで価値が高いことを直感できるだろう。 iOS 14がインストールされたiPhoneは世界中で10億台が稼働している。その大多数が、AirTagを探すための潜在的なセンサーになり得るのだ。
落とし物トラッカーは近傍にあるスマートフォン(AirTagはiPhoneのみ)と繋がると、その固有IDを位置情報とともにアップロード「してもらう」。GPSは内蔵していないため、位置情報はスマートフォンの助けを借りることになる。
このためトラッカーごとに専用アプリをインストールしておくのが作法だが、ここに大きなハードルがある。オーナーならばアプリをインストールしているのは当然だろうが、落とし物の近くを通りがかった別の人にはインストールされていない可能性が高い。
したがって、落とし物と自分(のスマホ)がいつまで同じ場所にあったかはわかっても、その後、移動するとどこにあるのかわからなくなる。もちろん、アプリをインストールしている人が普遍的に存在するなら、移動した場合でも発見できる可能性が上がるだろう。
そう、AirTagの場合はそれが可能だ。何しろiOS 14.5以降がインストールされていれば、どんなiPhoneでも発見の手助けをしてくれるからだ。アプリなしでもOS内にAirTagをハンドリングする機能があるから、落とし物を探しやすい。
AirTagのステンレス電池カバー、好きな文字や絵文字をレーザー刻印できるサービスや、質の高いキーホルダーやバッグタグなどのアクセサリも優れているのだが、AirTagの優位性は何よりも、ほとんどのiPhoneと接続できることだ。
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