モバイルながらHDMI出力/入力に対応、スマホのディスプレーとしても使用可能
有機EL液晶でカッコよさと使いやすさを両立したデザインの軽量モバイルノートPC「LIFEBOOK WC2/E3」 (1/2)
2021年04月08日 14時00分更新
富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK WC2/E3」は、洗練されたデザインの筐体で13.3型フルHD有機ELパネルを搭載しているのが大きな特徴。
ノートパソコンとしては珍しくHDMIは入力/出力の両方に対応しており、スマホやほかのパソコンなどをつないでモバイルディスプレーのように使うこともできる。今回、LIFEBOOK WC2/E3の実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
薄型軽量ボディーに充実した基本性能を搭載
LIFEBOOK WC2/E3は、洗練されたデザインで人気の13.3型モバイルノートパソコン「」をベースにした、富士通 WEBMART限定のカスタムメイドモデルだ。両モデルの主なスペックは次のとおり。表を見てわかるように、ストレージ容量とカラバリ以外は共通の仕様となっている。
主なスペック | ||
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モデル名 | LIFEBOOK WC2/E3 | LIFEBOOK CH90/E3 |
種類 | カスタムメイドモデル | カタログモデル |
CPU | Core i5-1135G7 | |
メモリ | 8GB | |
SSD | 256GB/512GB/1TB | 512GB |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)有機ELディスプレー | |
カラー | ダークシルバー | ダークシルバー/カーキ |
※記事中の製品(カーキ)はカタログモデルのみのカラバリで、Web直販専売のカスタムメイドモデルで選べるのはダークシルバー1色となる。
本体サイズも両モデル同じで、およそ幅307×奥行き207×高さ15.8mm、重さは約1.11kgとなっている。薄型軽量ながら外装にマグネシウムやアルミを使用しているため剛性は高く、約200kgfの天板全面加圧や約76cmの高さからの落下などの堅牢性試験をクリアしており安心して持ち運ぶことが可能。本体の質感も高く、手で触ると金属ならではのひんやりとした感触が伝わってくる。
LIFEBOOK WC2/E3の天板や底面、キーボード面、パームレストはすべて同系色でまとめられており、統一感のあるデザインになっている。キーボードは標準的なJIS配列に準拠したものだが、かな表記が省略されていているためUSキーボードのようにスッキリとした見た目。現状だとローマ字入力派が圧倒的多数で、かな表記のニーズがほとんどないことを反映しているのだろう。もっとも入力モード自体は省略されておらず、かな入力に切り替えて利用することは可能だ。
LIFEBOOK WC2/E3のキーピッチは約19mmあり、薄型ノートパソコンとしてはキーストロークも十分確保されているため、タイピングはかなりしやすい。カーソルキーの位置が他のキーから少しズレていて押しやすいのも好印象。キーボードバックライトは内蔵されていないが、地色と文字色のコントラストが高めなので意外に暗所でもキートップの文字は識別しやすい。
LIFEBOOK WC2/E3のタッチパッドは、最近のノートパソコンとしては比較的珍しく、独立した左右クリックボタンが設けられている。その分、ジェスチャーなどに使えるスペースは狭くなるが、プレスやホールドがしやすいため、ドラッグ&ドロップなどを多用する場合はこちらの方が使いやすく感じるかもしれない。