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机の上でいい音を、デスクトップスピーカーの推薦5機種はこれだ

2021年04月05日 19時00分更新

文● 野村ケンジ 編集●ASCII

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 昨今のコロナ禍の影響で在宅ワークの時間が増えたため、本格的なデスクワーク環境を整えた人も多いと思う。そのため、2020年はウェブカメラやPCモニター、さらにはPCそのものも需要が高まり、売れ行きを伸ばした。それらと同様に人気が高まった製品が、PCスピーカーだ。

 イヤホンやヘッドホンである程度の代用は可能なものの、長時間に渡って使用するとなると、やはりちゃんとしたスピーカーが欲しくなってくる。ノートパソコン内蔵スピーカーはもとより、コスト優先のPCスピーカーでも音楽を聴き続けるは厳しい。そんな状況を解決すべく、多くの人が良質なPCスピーカーを求めるようになったのだろう。

 しかしながら、デスクの上はパソコンやモニター、周辺機器など設置する必要のあるアイテムが多々あり、スペース的にはそれほど余裕があるわけではない。そこで人気を集めたのが、小型で高音質なパワードスピーカーだ。これらの製品は、もともとDTM用のモニタースピーカーとして製品作りが行われているため、音質的に充分満足できるレベルを保っていて、かつ比較的コンパクトなサイズにまとめられた製品もラインアップされている。

 とはいえ、スピーカーごとに入力や電源ケーブルが必要だったり、音量調節用のツマミが背面にあって使いづらかったり、アナログ入力がPHONE端子だったりと、敷居の高いポイントがいくつかあったりもする。そのため、あくまでもPCスピーカーとしてのスタイルを保ちつつ、オーディオ用途にも利用できるハイクラス製品にも注目が集まっており、DTM向けスピーカーと人気を二分する状況となっている。

 ということで、ここではDTM用と高級PCスピーカーを分け隔てなく取りあげ、PCスピーカーとして便利に活用できる絶妙な仕様やいい音を存分に楽しめる製品を紹介していこう。

 ちなみに、選択時の必須ポイントは3つだ。(1)一般的なデスクに無理なく設置できる(スピーカースタンドを別に用意する必要のない)程度のまずまずコンパクトなサイズであること、(2)音質面での明らかな上質さを持ち合わせていること、(3)USBデジタル入力やBluetooth対応など、イマドキのPC環境に合った入力方法を持ち合わせていることだ。当然、全てが揃っている必要はなく、ユーザーの環境によってもニーズは異なってくるが、少なくともイマドキのデスクトップスピーカーであれば、3つのうち2つ以上は抑えてほしいところ。特に音質に関しては(せっかく購入するのだから)必須としたい。ということで、今回は接続の手軽さも含めてオススメしたい製品を5つ紹介していただこう。

イチオシは、多機能なモニタースピーカー「JBL 104-BT-Y3」

 多々ある製品のなかでも、現在いちばんのオススメといえるのが、JBLのBluetooth搭載デスクトップ向けモニタースピーカー「104-BT-Y3」だ。こちらの製品、153×247×125mmというモニタースピーカーとしてはかなりコンパクトなサイズにまとめられていて、かつ片側にステレオ分の入出力&アンプが搭載されているため、電源ケーブル1本だけの接続でも使い始められるなど、シンプルさも持ち合わせている。

 背面にアナログ(RCA)とPHONE(TRS)、フロント側に3.5mmミニジャック、そしてBluetoothと、4系統の入力がある。しかも、フロント側に配置されているセレクターには“ALL”というポジションが用意されており、こちらにしておくと全入力がミックスされて出力されるという、なかなか便利な機能も持ち合わせている。

 また、電源は音声入力を感知してスリープモードから復帰したり、音量調節用の部材がフロント側にあるため操作が手軽。さらに、(スピーカーの音質に比べると)必要最低限のレベルながらヘッドホン端子も持ちあわせているので、大いに重宝する。デスクトップユースのスピーカーとして、機能面では完璧といいたくなるほど使い勝手のよい製品だ。

 もちろん、サウンドに関してもかなりの良質さを持ち合わせている。4.5インチ(114mm)のウーファーの中心に0.75インチ(19mm)のトゥイーターが配置された同軸ユニットの採用によって、正確な定位と広がり感のある音場表現を持ち合わせているし、音色傾向としても正確無比といえるもので、歌声も楽器も本来の魅力を十分に感じさせてくれるリアルさを持ち合わせている。しかもここまでの機能性と音質を持ち合わせつつ、実売価格は2万円台前半というから驚きだ。

 全ての人に太鼓判でオススメできる、とても優秀な製品だと思う。

Bluetoothが不要なら「JBL 104-Y3」

 「104-BT-Y3」がイチオシなのは変わらないが、ベースとなったBluetooth非搭載モデル「104-Y3」もなかなかによい製品だったりする。

 “ALL”モードもないが、それ以外の機能は同等の内容になっている。なによりも、シンプルな回路構成の恩恵か、素の音はちょっとだけ「104-BT-Y3」よりもよかったりする(ほんの少しだがS/N感がよくなる印象がある)。パソコンとつなぐだけで、時々接続するプレーヤーも有線接続で問題ないという環境の人には、こちらも有力な候補となってくれることだろう。

ハイレゾクラスの高音質を追究するなら「KRIPTON KS-11」

 良音質だがデスクに置けるほどコンパクトなサイズの製品が欲しい、という人にはKRIPTONの「KS-11」がオススメだ。USB接続で使用するのがメインのスピーカーで、192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応しているほか、aptX HDコーデック対応のBluetooth接続機能も搭載しており、ワイヤレスでも良音質なサウンドを楽しむことができる。

 しかも176.5×89.5×105mmという、かなりコンパクトなボディーサイズとなっていて、設置場所に関してはかなりの自由度がある。リモコンが付属しているのも便利だ。価格は5万円前後とやや高価かもしれないが、直販限定モデルとすることでコストパフォーマンスを高めるなど、メーカーの努力がうかがえる部分もあって、好ましい。

 コンパクトなサイズと良質なサウンドを両立したい人には特にオススメしたい製品だ。

低価格でも侮れない「Edifier ED-R1280T」

 ちょっと上質なPCスピーカーとして、いまや定番といっていいモデルがこのEdifier「ED-R1280T」だ。ボディサイズは145×160×240mmと(PCスピーカーとしては)大柄だが、そのかわりに101mm口径のウーファーユニットが採用されているため、迫力のある、それでいて比較的自然な音色の低音が楽しめる。

 入力はRCAのみとなるが、2系統あるので不便はなく、スピーカー本体のサイド部分から、音量に加えてBASSやTREBLEなどのバランス調整を行うこともできる。価格もふまえ、高級PCスピーカーの入門機にとしてはもってこいの製品といっていいだろう。

ロングセラーでコンパクトな「JBL PEBBLES」

 いきなり高価な製品は手が出しづらい、ということにはJBLの「PEBBLES」はいかがだろうか。こちら、2013年発売のロングセラーモデルで、高さのない円柱を縦置きにしたような、ユニークなデザインが特徴となっている。パソコンとUSB端子で接続するシンプルなタイプのPCスピーカーだ(3.5mmステレオミニ入力端子も持ち合わせている)。

 ロングセラー&エントリークラスの製品であるため、USB接続とはいえハイレゾ音源には対応していなかったりするが、こと音質に関してはなかなかの実力派だったりする。メリハリのしっかりしたダイレクト感の高いサウンドによって、活き活きとした音楽を楽しむことができる。スペース的にもそれほど占有せず、なかなか使い易い製品ともなっているので、まずはこちらでPC環境の音を向上させ、さらなるグレードアップを行う際にはサブPCで引き続き利用するのもおすすめだ。

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