前へ 1 2 3 次へ

最新パーツ性能チェック第336回

4TBの大容量高速ポータブルSSD「Crucial X6」の実力を検証 2GBのファイルコピーが約4秒と爆速

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

PS4の外付けストレージにも対応

PS4の設定で、周辺機器からUSBストレージ機器を選択し、拡張ストレージとしてフォーマットすれば利用できる。ゲームも本体ストレージから移動可能だ

 本製品は、PS4の外付けストレージとしても活用できる。こちらもどの程度の実力なのか、PS4 Proに接続してゲームのロード時間を検証してみた。

 まず、ユービーアイソフトのオープンワールド型クライムアクション「Watch Dogs Legion」でロード時間を検証。ゲーム起動してからタイトル画面までの「ゲーム起動時間」、キャンペーンを選択してゲームプレイ開始までの「ゲームロード時間」の2つで計測。各計測は手動で3回取り、その平均値とした。

 結果は、起動時間で約14秒、ゲームロード時間で約27秒という大幅な改善を示した。Curcial X8も同様に計測したが、その差は微々たるものだ。

 もう1本、スクウェア・エニックスのアクションアドベンチャーゲーム「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」でも計測した。ゲーム起動してからタイトル画面までの「ゲーム起動時間」、タイトル画面からメインメニュー画面までの「メインメニュー画面表示時間」、キャンペーンを選択してゲームプレイ開始までの「ゲームロード時間」の3つで計測。計測方法は前出と同様だ。

 結果は、起動時間で約4秒、メインメニュー表示時間で約11秒、ゲームロード時間で約28秒短縮された。プレイ中にライフが0となり、リスタートする際はロードが発生するため、ゲームロード時間が大幅短縮されるのはかなり大きい。また、意外なことにごくわずかだがCurcial X8を上回るというおもしろい結果となった。

 このように、PS4で外付けストレージとしても十分に活用できる。特に4TBモデルなら逼迫した内蔵ストレージを大幅に開放してくれるし、持ち運んで友人宅でプレイするにも非常に有効だ。ただし、Type-A変換アダプターやType-A to Type-Cのケーブルが別途必要になるのでご注意を。

ノートPCには外付け高速大容量ストレージを!

 Crucial X6の4TBモデル(CT4000X6SSD9)は、実売価格6万4000円前後。2TBモデルが実売価格3万3000円前後なのでほぼ倍の価格設定だが、性能的には上がっているのでお得感はあるはず。

 最近は、ノートPCでも1TBや2TBモデルが用意されているが、価格設定はかなり高額。それなら、ノートPCの容量はある程度抑えて、本製品を別途購入したほうが断然お得であり、サイズもコンパクトで持ち運びにも便利なので利用価値は高い。

 大量の写真編集をするようなクリエイティブなユーザーや、ゲームを快適にプレイしたいユーザーに、本製品のような大容量SSDの導入をオススメしたい。

PCでもPS4でも使えるCrucialのポータブルSSDなら、PCやゲーム機の内蔵ストレージよりも転送速度が速くなる可能性が高い

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
08月
09月
10月
11月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
12月
2022年
02月
07月
08月
09月
10月
11月
2021年
03月
04月
05月
06月
07月
08月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
2019年
09月
11月
2018年
01月
05月
10月
2016年
06月
09月
2015年
01月
02月
11月
2014年
03月
06月
2013年
04月