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渋谷ヤスヒトの「腕時計」トレンド・ニュース解説 第4回

【2021年】春のフレッシャーズにオススメ腕時計

2021年03月28日 13時20分更新

文● 渋谷ヤスヒト 編集●飯島恵里子/ASCII

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シチズンコレクション「CITIZEN C7」手前からNH8390-89A、NH8393-05A。価格各2万7500円

シチズン「CITIZEN C7」
今こそ楽しみたい1960年代スタイル

 シチズンといえば「エコ・ドライブ」。つまり光で発電するソーラー駆動のクォーツ時計で世界をリードしています。ソーラー駆動なのにGPS衛星電波で、しかも本格ダイバーズ、なんて凄いモデルまで出しています。でも、1970年代以前は機械式時計に名作、傑作がたくさん。また、クォーツ式に加えて機械式の優れたムーブメントを世界に供給して、時計メーカーから頼りにされている実力派です。また機能だけでなくデザインでも時計業界をリード。特に1970年代から1980年代、1990年代にかけては、今も語り継がれるユニークなデザインのモデルを続々と発売して人気でした。

 この春のフレッシャーズにオススメするのは、そんな昔の素敵なデザインのモデルをモチーフにしたレトロな腕時計シリーズ「レコードレーベル」の中でも、いちばんレトロ感が漂う丸型3針の「シチズン C7(シーセブン)」です。このモデルのモチーフになったのは、1965年に発売された「クリスタルセブン」。針が3本でインデックスがバー(棒状)という、とてもシンプルな文字盤ですが、12時位置にある楕円形の窓の中の数字でデイ(曜日)を表示する、3時位置にデイト(日付)機能が付いています。

 腕時計では3時位置の窓でデイト表示が定番のスタイルで、1960年代後半から70年代にかけては3時位置の窓で、曜日と日付を並んで表示する「デイデイト」タイプが流行しました。

 曜日表示を12時位置に分けたタイプはロレックスがはじめたデイデイトのスタイルで、このモデルはそれに通じるちょっとクラシックな雰囲気が味わえます。

 文字盤と同じくらい注目したいのが、ステンレスのワイヤーを編み上げたミラネーゼ(ミラノ風)のブレスレット。メタルブレスといえば、今は金属のコマを何連も連結したタイプが当たり前ですが、このミラネーゼブレスレットは1960年代から70年代に流行したもの。コマを重ねたタイプより、やはりクラシックでレトロな雰囲気で、ここ数年、高級時計でリバイバルブームが起きていました。

 そのミラネーゼブレスをなんと、税込み3万円以下で実現しているのですから、その点でもこのモデルは画期的な1本といえます。しかもシースルーバック、つまりケースの裏ぶたもガラス仕様で自動巻きムーブメントの動く姿も楽しめます。

 ドレスシャツ(ワイシャツ)に合わせるにはピッタリですし、カジュアルでもちょっとレトロでおしゃれなアクセントになってくれる、どんな世代にもオススメできる1本です。

NH8390-89A、価格2万7500円

NH8397-80H、価格2万9700

シチズン
シチズンコレクション「レコードレーベル」シチズン C7

自動巻き、ケース径40.2mm、駆動時間 約40時間(最大巻上時)、ステンレススチールケース&ブレスレット、シースルーバック、5気圧防水

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