給与所得を得ている本業はあるけれど、メルカリやヤフオク、PayPayフリマなどで副収入を得ているという方は大勢いらっしゃるかと思います。
その場合、得た利益は確定申告の対象になるのでしょうか?
20万円を超える所得を得ている場合には確定申告が必要!
多くの給与所得者の方は、給与の支払者が行う年末調整によって源泉徴収された所得税額と納付すべき所得税額との過不足が清算されますので、確定申告の必要はありません。
しかし、年末調整が済んでいる給与所得者であっても、その給与所得以外に副収入等によって20万円を超える所得を得ている場合には、確定申告が必要となります。
給与所得者の副収入としては、さまざまなものが考えられますが、たとえば次のような所得については、一般的には、それぞれ雑所得に該当します。
1.インターネットのオークションサイトやフリーマーケットアプリなどを利用した個人取引による所得
(具体例)
・衣服・雑貨・家電などの資産の売却による所得
※生活の用に供している資産(古着や家財など)の売却による所得は非課税(この所得については確定申告が不要)で、損失は生じてないものとみなされます。
・自家用車などの資産の貸付けによる所得
・ベビーシッターや家庭教師などの人的役務の提供による所得
2.ビットコインをはじめとする暗号資産の売却等による所得
3.民泊による所得
※個人が空き部屋などを有料で旅行者に宿泊させるいわゆる「民泊」は、一般的に、利用者の安全管理や衛生管理、また、一定程度の観光サービスの提供等を伴うものですので、単なる不動産賃貸とは異なり、その所得は、不動産所得ではなく、雑所得に該当します。
この連載の記事
- 第85回
ビジネス
【2021年提出 確定申告】e-Taxの利用可能時間に注意! - 第84回
ビジネス
【2021年提出】確定申告、税務署の受付時間はコロナ禍で変更ある? - 第83回
ビジネス
【2021年提出 確定申告】確定申告期限まで1週間! どうやって提出すればいい? - 第82回
ビジネス
【2021年提出 確定申告】国税庁が回答 マスクは「医療費控除」対象になる? - 第81回
ビジネス
【2021年提出 確定申告】国税庁が回答「医療費控除」PCR検査は対象になる? - 第80回
ビジネス
【2021年提出】確定申告の提出方法まとめ - 第79回
ビジネス
【2021年提出】確定申告、ポイントで買ったら経費にできる? - 第78回
ビジネス
【2021年提出】確定申告、医療費控除の対象になる費用まとめ - 第77回
ビジネス
【2021年提出】確定申告の締め切りまで土日は残り3回! 準備の手順まとめ - 第76回
ビジネス
【2021年提出 確定申告】国税庁が公表、基礎控除額の改正に注意!
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
ビジネス
【2021年提出 確定申告】個人事業主やフリーランスが年内までにやることリスト -
ビジネス
2021年提出の確定申告、受付期間延長。いつまで? -
sponsored
確定申告「65万円控除がルール変更」節税を死守する方法 -
sponsored
【2021年提出】確定申告、失敗しないやり方