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アウトドアで“電気”が使える楽しさを知る、「Anker PowerHouse II 800」屋外レビュー

2021年03月18日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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トラベルクッカーを使えば、屋外でもすぐにお湯が沸かせる。「あえて不便を楽しむ」のもキャンプの醍醐味かもしれないが、電気の力ですぐに料理ができるのも、また楽しいものだ

 キャンプで火を起こす目的は主に3つ。灯り、暖、そして料理だ(よりサバイバル色が強くなれば、飲み水の確保や、野生動物をよける役割も担う)。「Anker PowerHouse II 800」を使ったデジタル・キャンプでは、灯りは電気スタンドでまかなう。そして、料理はトラベルクッカーで済ませる。

チキンラーメンにキムチを入れるとおいしいらしいと聞いたので、試してみた

 手持ちのトラベルクッカーの消費電力は、224Wほどだった。「Anker PowerHouse II 800」のディスプレーには、バッテリー残量や消費電力のほか、「現在の消費電力で使い続けると、何時間使えるか」が表示されるのでわかりやすく、意図しないバッテリー切れも防げる。

 また、最大で2口の合計で500Wまでの電化製品を動かせるので、トラベルクッカー+電気スタンドや、トラベルクッカー+ノートPCといった運用も可能だ。

手持ちのトラベルクッカーの消費電力は、224Wほどだった。「Anker PowerHouse II 800」は最大で2口の合計で500Wまでの電化製品を動かせる。「現在の消費電力で使い続けると、何時間使えるか」が表示されるのでわかりやすい

海苔とたまごもトッピング。泊まりがけなら、ビールなども楽しみたいところだ

 火起こしをするキャンプの場合、料理を食べるところがゴールになりがちだが、トラベルクッカーでお気軽に料理ができてしまうと、時間的にはかなり余裕がある。文明の灯りで読書などを楽しむのもいいだろう。

時間が余れば、読書などを楽しもうじゃないか

 ちなみに、「Anker PowerHouse II 800」にもLEDライト機能が内蔵されていて、こちらもなかなか明るい。イメージとしては、周囲30〜40cmを照らし、近くにいれば読書ができる程度だ。

「Anker PowerHouse II 800」には、かなり明るいLEDライトが搭載されている

 ついでに電動歯ブラシで歯も磨いておこう。

電動歯ブラシの充電も余裕でこなせる

車の中も贅沢な個人向けシアターに

 屋外で仕事をするとなると、インターネットが使えるかどうかが気になるところだが、最近ではほとんどのスマートフォンがWi-Fiテザリングに対応しているので、これでまかなう人も多いはず。

 ところが、テザリングをすると、スマートフォンのバッテリー消費は著しく激しくなり、ときには数時間でバッテリーが尽きてしまうこともある。

シガーソケットも設けるので、カーチャージャーがそのまま使える

 緊急時は車のシガーソケットから電源を取ってもいいが、「Anker PowerHouse II 800」は、シガーソケットも備えるため、カーチャージャーがそのまま使えるのだ。ふだんから車に積んでいるものを流用できるのはありがたい。

電気毛布は意外に消費電力が少ない製品も多く、手持ちのものは最大で6Wだった。「Anker PowerHouse II 800」と一緒に車に積んでおくと便利かも

 電気毛布は意外に消費電力が少なく、「Anker PowerHouse II 800」でも十分に動かせる。手持ちの電気毛布は、6Wほどで、ノートPCよりもずっと消費電力が低かった。そろそろ寒い時期も終わるが、「Anker PowerHouse II 800」と組み合わせると面白いと感じた電化製品のひとつだ。

同メーカーのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」を組み合わせている

 一日の作業を終えて、そろそろ辺りも暗くなってきた(し、原稿もほとんど書き終わった)。眠る前に、外で電気が使えることの醍醐味を味わってみたいと思った。

 そこで、車内でモバイルプロジェクターを動かしてみることにした。Android TVを内蔵しているモバイルプロジェクターなら、再生機などと接続せず、単体でNetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどのコンテンツを楽しめる。

車の天井のプロジェクターで映像を映し出してみた。外で電気が使えると、遊びの幅が広がる。※著作権の都合上、ぼかしを入れている

 キャンプって、普通は作業が多くて、夜までにすごく疲れるので、夜に映画を見たり本を読んだりする気にはなりにくいもの。でも今回は、デジタル機器、家電をフル活用しているので、ほとんど疲れていない。むしろ室内より空気が新鮮で疲れていないかもしれない。

外で電気が使えるのって、こんなに楽しいんだ

 そんなわけで、アウトドアでいろいろなものを動かしながら、それぞれの感想をまとめている内に、この原稿も終わりに近づいている。

 はじめにも書いたが、キャンプやアウトドアに出かけたいという気持ちには、程度の差はあるものの、あえて不便を楽しむ部分があるように思う。

 着火剤を使うより錐揉みで火を起こした方が達成感があるし、買ってきた食材より、キャンプサイトの川で釣った魚を食べる方が、より、食べることのありがたみを感じられる。原始的であればあるほど、うまくいったときの喜びも大きくなる。

 だから、アウトドアで電気を使うというのは邪道と言えるかもしれない。でも、屋外で日常的に使っているデジタル機器や家電が動くというのも、外で電源の心配をせずに原稿が書けるというのも、新しい体験になったし、一般的なアウトドアやレジャーとは異なる面白さがあった。

 「Anker PowerHouse II 800」で動かせるデジタル機器や家電は無数にあるので、ユーザー次第で、無限の遊び方ができそうだ。

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