ラクラス、ビジネスの世界でのUXを重視した人事クラウド・サービスおよびBPOサービス基盤強化を目的にOracle Cloud Infrastructureへ全面移行
日本オラクル株式会社
Oracle Exadata Cloud Serviceで柔軟性や拡張性に優れたサービス基盤を実現。
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役 社長:三澤 智光)は本日、人事クラウドおよびBPOサービス・プロバイダーであるラクラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村田 一)が、同社が提供する企業向け人事クラウド・サービスおよび関連BPOサービス基盤を「Oracle Cloud Infrastructure」に全面移行したことを発表します。ラクラスでは、サービス基盤の刷新により大幅な性能およびサービスの安定性向上を実現し、ログイン処理を最大8倍高速化し、自社サービスで重視している直感的な操作や効率的な入力業務をはじめとするユーザー体験を強化しながら、自社データセンターから「Oracle Cloud Infrastructure」への全面移行により、約30%のコスト削減を見込んでいます。
News Release
ラクラス、ビジネスの世界でのUXを重視した人事クラウド・サービスおよびBPOサービス基盤強化を目的にOracle Cloud Infrastructureへ全面移行
Oracle Exadata Cloud Serviceで柔軟性や拡張性に優れたサービス基盤を実現。ログイン処理を最大8倍高速化し、直感的なアプリケーション操作と安定したサービス基盤で優れたユーザー体験を提供。
2021年2月24日
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役 社長:三澤 智光)は本日、人事クラウドおよびBPOサービス・プロバイダーであるラクラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村田 一)が、同社が提供する企業向け人事クラウド・サービスおよび関連BPOサービス基盤を「Oracle Cloud Infrastructure」に全面移行したことを発表します。ラクラスでは、サービス基盤の刷新により大幅な性能およびサービスの安定性向上を実現し、ログイン処理を最大8倍高速化し、自社サービスで重視している直感的な操作や効率的な入力業務をはじめとするユーザー体験を強化しながら、自社データセンターから「Oracle Cloud Infrastructure」への全面移行により、約30%のコスト削減を見込んでいます。
ラクラスは、知識労働の生産性を向上する人事インフラを提供する企業として、統合人事ワークフロー、統合人事データベース、自動処理を特長とした人事クラウド・サービス「Tokiwagi(常盤木)」をはじめ、人事クラウド+BPOサービス「Kusunoki(樟)」、年末調整クラウド+BPOサービス「Mominoki(樅)」、マイナンバー管理BPOサービス「Shii(椎)」を提供しています。これらのサービス提供において、「ビジネスの世界でUX」、「人材情報の統合」、「給与計算の自動化」という3つの特長を最大限に生かすために、ラクラスでは従来活用していたオンプレミスの「Oracle Database」に変わる新しいサービス基盤として「Oracle Cloud Infrastructure」上の「Oracle Exadata Cloud Service」を採用、株式会社システムエグゼの支援のもと移行を完了し、2020年7月から稼働を開始しています。
ラクラスでは、自社のサービス提供において、タイムカードやその他人事情報など、ユーザー企業の従業員が入力する作業を効率化し、優れた利用体験を提供することを重視しています。ユーザー企業の従業員に対して、必要な機能、必要な情報の制御をおこなうために、権限情報が細分化されており、1ユーザーのログインにあたり約300の権限情報をデータベースへ照会する認証を行っています。ユーザー企業の従業員による勤怠集計が集中する月初めでは約5万人、年末調整書類入力期間には約20万人が集中してアクセスするため、ログインの際のレスポンスの遅延など、ユーザーのサービス利用に支障をきたすことがありました。加えて、昨今の在宅勤務やテレワーク導入の拡大に伴い、インターネットを介しVPNでサービスに接続するようになったユーザーが増加したため、サービス障害発生時の原因究明および対応の工数も増加の状況にありました。
「Oracle Exadata Cloud Service」を導入後は、Exadataの持つ高い性能により、データベース統合前に合計30コアCPUで稼働していたシステム群を、平常時は6コアCPUで稼働できるようになりました。そして、「Oracle Exadata Cloud Service」は完全無停止でリソース増減ができるため、繁忙期ならびにアクセスピーク時においては、CPUリソースを瞬時に追加することが可能となり、コストを低減しながら高い性能と安定性を実現しています。今回の移行により、ログイン処理が最大8倍向上し、月初めのピーク時におけるログインのレスポンス遅延の解消や、アプリケーション利用時のレスポンスタイムの短縮など、常時安定したサービス提供によるユーザー体験の向上を実現しています。また、「Oracle Cloud Infrastructure」へ全面移行することで、利用しているデータセンターを廃止し、データベースのみならず、サーバ・ストレージのコストも最適化され、約3割のコスト削減を見込んでいます。加えて、インフラ部門スタッフの障害対応工数の削減や心理的な負担の解消、など運用面においてもメリットをもたらしています。
ラクラスでは今後、大規模新規ユーザー企業による導入においても、クラウド上でリソースを調整するだけで従来2、3カ月かかっていた導入期間を大幅に短縮化し、すぐに利用したいというユーザー企業のニーズに迅速に対応していきます。
本発表に向けたお客様からのコメント
ラクラスは、ユーザー企業の従業員の人事関連入力業務の負担を軽減し、その分本来の業務に多くの時間を費やしてもらうことを重視しています。サービス提供基盤として、セキュリティ、コスト、安定性などの要件はもちろんのこと、弊社のクラウド・サービス提供において直感的な操作を可能にするユーザー・インターフェースと同様に重要なのがいかに早いレスポンスタイムでサービスを利用してもらえるかです。「Oracle Exadata Cloud Service」の導入により、月初めのアクセスが集中するも安定したアプリケーションのレスポンスタイムで優れたユーザー体験をお客様に提供でき、ユーザー企業からもラクラスのクラウド・サービスがもたらす従業員の作業効率向上に高い評価をいただいています。今後も「Oracle Cloud Infrastructure」の豊富な開発ツールをサービスの機能向上に活用するなど、常にユーザー企業にとってメリットの高いサービスを提供していきます。
ラクラス株式会社 取締役 (IT 共通サービス担当)樋口 博昭 氏
日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837/E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttps://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html
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