美麗な描き下しイラストは必見
『同級生』というゲームは、一般的なアドベンチャーゲームのように、画面をクリックして進めてストーリーを読んで楽しむというのではなく、好きなヒロインを追って、そのイベントを見て楽しむといった形式になっている。
女の子と出会ったらイベントが始まり、会話や探索で話を進められる。イベントによっては会話中に選択肢が表示される。イージーモードでは、どの選択肢を選ぶと好感度が上がったり下がったりするかも示されるので、迷うことはない。ただし、選択肢の組み合わせによって、話が進まなくなったり、イベントCGが見れない場合もある。全てのCGを見るためには、いろんなパターンを試す必要はあるが、イージーモードであればエンディングまでは簡単に辿り着ける。
探索では、人や物などあらゆるモノを選択し、見ることができる。モブキャラや背景画像を選択した際も、コミカルなやり取りが随所にあるため、同級生という世界をじっくり堪能したい人は、いろんなところを調べてみるとイイだろう。主人公(デフォルト設定では「たくろう」)は、古き90年代のちょっと破天荒で、子供らしさを残した学生だ。
最近囁かれる草食男子とは異なり、セクハラに当たるセリフを口にするし、時には無邪気な反応で年上の女性の心をつかむ。そうした、ある意味純粋であり、欲望に忠実な型破りな行動やセリフは、今見ても面白い。個性的なキャラクターとの掛け合いによる相乗効果で、『同級生』という作品自体に懐かしさと、コミカルを融合したなんとも言えない魅力をもたらせている。
ヒロインは全員で14人。『同級生』というタイトルだが、攻略ヒロインは年上が多い。伝説の木の下で告白する某ゲームの幼馴染や、新体操をしている某野球漫画のヒロインのような、R18ゲーム界の絶対的ヒロインとして思い出すのは、やはり本作の桜木舞と言っても過言ではないだろう。
お金持ちのお嬢様、高嶺の花という形容詞がぴったりな彼女は、水泳部に所属しているが、数多くの習い事をしているため、その水着姿を拝むことも稀だ。本作は時系列が夏休み中なので、できれば海やプールといったイベントで、学校指定水着以外の水着も見たかった、といった諸氏も多いのではないだろうか。
他には気が強い男勝りでありながら、親友との恋の間に揺れた田中美沙。本作を一度でもプレイした人ならポニーテールと言えば、と思い出すキャラクターに違いない。彼女のイベントは、登場時とのギャップで心を持っていかれた人も多いはず。
本作は解像度が上がっているのもあるが、キャラクターのベースは残しつつ現代風にアレンジが加えられた描き下しイラストが、非常に美しい。また、瞬きをしたり、表情の差分イラストも細かく用意された丁寧な作りで、以前からのファンだけでなく、初めて本シリーズに触れる人をも虜にする魅力がある。
最も気になるヒロインとのアダルトシーンは、昨今のR18作品よりもソフトで短めだが、何日も追いかけ続けた達成感や、彼女たちの恥じらい、強い想いが感じられ、男性だけでなく女性でも楽しめるような内容となっている。
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