●「1GBまで無料」エコシステムで稼ぐ
「楽天モバイルのローンチから関わっているが、はじめの数ヵ月は先が見えない中、走り続けていた感がある。キャンペーンを複数展開することで、夏ぐらいにようやくユーザー動向が見えるようになってきた。どうすればユーザーが動いてくれるのか。さらに最近は、こういうアクションをするとこのくらい動くとか、2〜3ヵ月すると楽天エコシステムをどれくらい使うとかが見えてきた感がある」(河野氏)
楽天モバイルが既存の3社と異なるのは、非通信の分野から新規参入してきたという点だ。
既存3社は通信会社であるが、ネット通販やコンテンツなど非通信の開拓に熱心だ。まさに楽天モバイルは既存3社とは異なる出自なのだが、目指すところは通信とネット事業との融合であり、4社ともに同じゴールに向かって走っているように見える。
そんな中、楽天モバイルが通信に参入したことで早くも楽天エコシステムとの相乗効果が出はじめているようだ。
「楽天モバイルを始めたことで、これまで楽天エコシステムを一度も使ったことのない人の獲得に成功している。新しいユーザー層にリーチできたのは大きい。また、もうひとつの利点としては、楽天モバイルのユーザーが、モバイル以外のサービスを使い始めている。楽天市場の売り上げを見ても、モバイルのユーザーの支払額はかなり高い。ユーザー獲得だけでなく、楽天エコシステム全体の拡大につながっている」(河野氏)
赤字覚悟の1GB未満0円であっても、いずれは楽天エコシステム全体で稼ぐ青写真が描けているのだろう。

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