■改めて注目したい「無制限」の魅力
povoのトッピングとして面白いのが、200円で追加できる「24時間データ使い放題」です。スマホ本体だけでなく、テザリングでも使い放題とのことから、PCやタブレットをau回線につなげる用途にも対応できます。
KDDIは具体的な利用例として、動画の「一気見」やオンライン授業を挙げています。たとえば平日はあまり家にいない人の場合、土日や祝日だけトッピングで無制限にすることで固定回線が不要になり、毎月の通信費を大きく節約できる可能性があります。
こうしたデータの使い放題は、単に「大容量を使える」だけでなく、「容量を気にする必要がない」点もメリットです。これまでモバイル回線ではデータを節約することが半ば常識となっていましたが、今後はモバイルでも無制限が当たり前という世代が増えていくはずです。
とはいえ、モバイルの帯域にはまだ限りがあり、どのキャリアも特定の人が占有しないよう対策をしています。povoにも「混雑時や動画などへの通信制御があります」との注釈があることから「使い放題の中身」はサービス開始後に検証したいところです。
また、auの上位プラン「使い放題MAX」ではテザリングの容量制限が残っています。テザリングの使い放題はインフラへの負荷が大きく、キャリアによっては対応が難しいとみられていましたが、そこにpovoが挑戦したのは注目といえるでしょう。
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