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Hondaのハイブリッドスクーター「PCX e:HEV」は通勤特快だった

2021年01月24日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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Honda「PCX e:HEV」(44万8800円)

 軽自動車とスクーターを見ない日はないといえるほど、私たちの生活に密着した存在です。そのスクーターの人気車種であるHonda PCXが、2020年12月8日をフルモデルチェンジ! 排気量125ccの「PCX」、高速道路が走行できる排気量を160ccに拡大した「PCX160」、そして排気量125ccにモーターを組み合わせたハイブリッドモデル「PCX e:HEV」の3種類がデビューしました。今回はそのうち、PCX e:HEVをお借りして都内を試乗。ハイブリッドのクルマは散々乗りましたが、バイクのそれは初めての体験。さていかに?

見た目はバイクそのものだが
乗り味はハイブリッドらしくスムーズ

 「カーボンニュートラル」や「脱炭素社会」、「サスティナビリティ」といった言葉を聞かない日がない今日この頃。「二酸化炭素を出しているのは、内燃機関以外にもいっぱいあるのに……」と思うのですが、政府の見解によると2035年までに純エンジン車は販売禁止にするようです。

PCX e:HEVのサイドビュー

PCX e:HEVのリアビュー

 もはやEVやHVのクルマは珍しいものではありません。ですが問題はバイクです。販売されているバイクのほとんどは、ガソリンエンジン搭載車ばかりで、電動化はそれほど進んでいないのが実情です。その中でHondaは、先代のPCXで世界初となるハイブリッドエンジン搭載のバイクを発売。電動バイクもリース販売になりますがモデルが用意されています。さすが世界のHonda。翼のマークには、人々に自由の翼を授けるだけでなく、世界を次のステージへ羽ばたかせてチャレンジする意味もあるのでしょう。

e:HEVのロゴ

 先代はPCX HYBRIDという名前でしたが、今回はPCX e:HEVと改名しました。最近のHondaは、ハイブリッドのことをe:HEV(イー エイチ イー ブイ)とブランディング化したい様子。EVに近いハイブリッドという願いが込められているとのことですが、とりあえず「わかりにくくて、言いにくいんですけれど」とだけ申し上げたいです。

PCX e:HEVの駆動部(左側)

PCX e:HEVの駆動部(右側)

 PCX e:HEVに搭載するパワーユニットは、9.2馬力を発する新開発の125ccの水冷4ストロークOHC単気筒エンジン「eSP+」に、1.4馬力を出す交流モーターを組み合わせたもの。トルクはエンジンとモーターを併せて16.3N・mと、原付2種のスポーツバイクCB125 Rはおろか、上級モデルであるPCX160を上回ります。「とはいえPCX160の方が安いし、馬力もあるからよくないか?」と思われることでしょうが、PCX160を運転するには普通自動二輪免許(AT)が必要な上に、クルマの任意保険にあるファミリー特約が使えません。維持費が安くて速い、というところにPCX e:HEVの価値があります。

PCX e:HEV

 では車体を見てみましょう。寸法は全長1935×全幅740×全高1105mmで重量は136kg。シート高は764mmですから、誰でも扱えるサイズです。

PCX e:HEVのハンドル部

PCX e:HEVのメーターパネル

PCX e:HEVの右手側ハンドル部

PCX e:HEVの左手側ハンドル部

 ステアリングはバイクらしく右側にイグニッションボタンとスロットル、左側にウインカーとライトを装備。面白いのは右側にはハザードランプがあり、左側にはモードセレクトが用意されていること。モードセレクトは、快適な走行と適度なアシストを両立し低燃費に寄与するDモードと、アシストを強めてよりスポーツ性を高めたSモードの2種類が設定されていました。メーターパネルは大きく見やすいもの。速度表示はデジタルで、その右側にはモーターアシストと回生量の表示がありました。

シートを上げたところ

メットインできる収納スペース

筆者のヘルメット(Arai製RX-7X XO)を入れようとしたところ

シートを上げようとしたところ

シートはスイッチで開閉する

 スクーターなので、シート下にはメットインスペースが設けられています。ですが、筆者私物のArai製RX-7X XOを入れることができませんでした……。

インナーボックスを開けたところ

インナーボックスの内部。USB Type-Cのレセプタクルが用意されている

 フロント部の左側にはインナーボックスが用意されています。中を覗くと500mlのペットボトルはラクに入りそう。さらにUSB Type-Cレセプタクルが1系統用意され、スマホの充電ができるのもうれしいところです。

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