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最大60Wの給電が可能なPoEインジェクターもあわせて投入

ヤマハ、Wi-Fi6対応のトライバンドAP「WLX413」を3月に発売

2021年01月18日 15時00分更新

文● ASCII

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 2021年1月18日、ヤマハはWi-Fi6対応・トライバンド対応の無線LANアクセスポイント「WLX413」を発表した。「より速く、より多く、より広く、より便利に」を目指しスループットや管理台数の底上げ、エリアの拡大、クラウド型管理サービス「YNO」への対応などを実現した。

Wi-Fi6対応の無線LAN AP「WLX413」

 WLX413は昨年発表されたWi-Fi5対応のエントリモデル「WLX212」に続くヤマハの無線LAN APの新世代モデルで、ラインナップとしては従来機種WLX402と同じハイエンドモデルとなる。初めてWi-Fi6に対応し、2.4GHz×1、5GHz×2のトライバンドをサポート。機器全体のスループットは5.9Gbpsとなり、有線LANも10Gbps(10GBASE-T)となった。また、最大接続端末数もWLX402の128台から一気に500台に拡大。異なる特性を持つ2つの5GHzアンテナを用いることで、通信エリアも拡大できるほか、1つの5GHzアンテナを用いてAP間の接続に利用することも可能になっている。

 また、独自のクラウド型統合管理サービスYNOにも対応し、ネットワーク上にあるWLX413とWLX212の設定や監視、ファームウェアアップグレード、接続端末の監視など、遠隔からの一括管理を実現。最大1年間無償で使えるYNOのライセンスが付属しているので、すぐにYNOを利用できる。本体内蔵コントローラーによるオンプレミス(自社運用)型の管理も可能で、1台のマスターAPで最大128台のスレーブAPを管理できるようになった。

 動作環境50℃に対応しており、50℃の高温動作時も通信速度等の性能が低下しないため、学校や店舗、工場などの高温になりやすい場所でもフル性能で利用できるとのこと。設置面積も従来モデル「WLX402」に対して16%削減した。価格は24万8000円(税抜)で、発売は2021年3月。

 あわせてWLX413のオプションとして、最大60Wの給電が可能なIEEE802.3btに対応したPoEインジェクター「YPS-PoE-BT」を2021年3月に発売する。10ギガビット/マルチギガビットに対応しており、Wi-Fi 6対応APや高機能なIPカメラなど、広帯域/大電力が必要なデバイスへのPoE給電用として利用できる。

PoEインジェクター「YPS-PoE-BT」

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