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Razerが発売する「普通」のノートなのに爆速ってどゆこと?

Razer Book 13 実機レビュー = 超冷却でTiger Lakeで最速のモバイルノートだ!

2021年01月08日 10時00分更新

文● 写真:みやのプロ(@E_Minazou)+ 編集● ASCII

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 Razerは2020年12月24日のクリスマスイブに、新しいモバイルノートPC「Razer Book 13」を発表した。インテルの第11世代コア=「Tiger Lake」を搭載したモデルで、一見、従来からあるRazer Blade Stealt 13の派生モデルに見えるが、全く新設計の「爆速マシン」なのである。

Razerデザインのボディに
TGLと縦長画面という
最先端仕様である

 日本で発売となったRazer Bool 13は2モデルで、CPUはともにi7-1165G7を搭載。メインメモリはオンボードの16GBで、ストレージはM.2で256GBと512GBである。

M.2のSSDはフルサイズで搭載しています

 スクリーンはRazer初の「16対10比率」の縦長デザインで、フルHD+ (1920×1200ドット)と4K+ (3840×2400)の2種類がある。ともにGorillaガラス6にタッチスクリーンを搭載して、反射防止コーティングとなっている。つまり、2モデルの違いはSSDの容量とスクリーンの解像度のみということになる。直販価格は税込みで20万9800円と25万9800円で1月29日発売である。

16対10比率の縦長ディスプレイはもはや仕事に必須の条件です

 インターフェイスはHDMI2.0bにUSB3.1のタイプA×1、マイクロSDスロットに、ヘッドセット端子、Thunderbolt4のUSBタイプC×2で、電源、Power Delivery、DisplayPort出力機能付きだ。

タイプCは電源入力にも使われるので、実質C×1にA×1ですが、HDMIがあるのは良心的です

 ネットワーク機能はWi-Fi6とBluetooth5.1で、WWANは選択できない。スピーカーは2台で、Razerの他機種と同様にTHX Spatial Audioを搭載している。

 キーボードは日本語レイアウトのみで、バックライトはRazer Chroma対応で1キー単位でフルカラーの指定ができる。Stealth 13では全キー単位なので、上位機種の機能なのだ。

JIS配列だが、かな表記はないスッキリしたデザイン。右寄りの日本語関連キーはちょっと幅寄せされていますね

キーボードのストロークや、パッドのクリック感はゲーミングで鍛えられたもので、もはや快感です

1キー単位でフルカラーが指定できるほか、変化もいろいろと設定できます

 ディスプレイ上部に内蔵しているカメラはHD720pでWindows Helloによる顔認証が可能。ボディサイズは295.6×198.5×15.15ミリで、重量は両モデルともに1.4キロとなっている。

モノリスデザインに
ベイパーチャンバー採用で
Tiger Lakeノートでは最高速なのである

 手にした印象は、これまでのRazerと同様、フラット&シャープなデザインでまさにモノリスだが、ボディカラーは「マーキュリーホワイト」のみという設定である。ホワイトといっても白ではなくシルバーで、天板のロゴも濃いグレーで光らない。アルミブロックから切削したしっかりしたフレームで、たわみやねじれは全く生じない頑丈なボディーである。

おじさん的には黒がほしいところですが、ソリッド感と角のシャープさはシルバーのほうが高まります

直線のゴム足は、排気と吸気のショートサーキットを防いでくれます

排気はヒンジの隠れた場所で行われ、ディスプレイに沿って流れるので、マシンの背後に人がいても不快感は与えません

タッチパッド手前の手がかりの部分も切削でとてもシャープなのが気持ちいいですね

 Razerが初めて採用した13.4インチの16対10比率ディスプレイは、超狭額縁で無駄がない。実画面は実測で288×180ミリあり、今回は4K+モデルを試用したが、広大できもちがいい。

 16対9の13.3インチを搭載したStealth 13はボディサイズが304.6×201×15.3ミリなので、Book 13は横幅が9ミリも短くなり、奥行きも2.5ミリダイエットできている。

Stealth 13より奥行きが長いかと思っていたので意外な小ささにびっくりです

 冷却機構はRazer Blade 15やBlade Pro 17といった最上位のHプロセッサー+RTX2000シリーズ搭載モデルと同じ「ベイパーチャンバー」を採用している。金属でできたヒートパイプとは異なり、容器の中を流体が回航するもので、熱交換の効率がいいのが特徴である。GeForceを搭載しているスリムノートのRazer Stealth 13では通常のヒートパイプなので、それより上の機構を搭載しているわけだ。

ファンとCPUをつなぐベイパーチャンバーはフラットで気持ちいいですね

 簡単にベンチマークテストを実施してみたところ、CinebenchのR15、R20、R23の結果は、なんと996、2393、6230という、Tiger Lake搭載ノートで最高速度を記録した。

 3DMarkも、TimeSpyが1776、FireStrikeが5243、WildLifeが12529と、こちらも外部GPUを搭載していないTiger Lakeマシンで最高速である。GTX1650Tiを搭載したStealth13では、もちろんそれぞれ3521、8018、21159とダブルスコアに近い速度が出る。

 SSDの速度はCrystalDiskmark7でマルチシーケンシャルのリードが3561、ライトも2982と、こちらも最高クラスの速度だ。

 バッテリーの持ちは最高輝度、「最も高いパフォーマンス」、Synapseのパフォーマンスモードは「バランス」で4時間40分稼働した。内蔵バッテリーは55Whで、Stealth13の53Whと変わらないが、40分も長く持った。この条件で5時間近く持てば、モバイルノートとして十分実用的である。

 チャージのほうは、同条件で50%まで43分、70%まで66分、90%まで98分と、こちらもStealth13の35、51、59分より遅いが、Stealthのほうは100W出力、Book13は65W出力の差である。Book 13に付属のACアダプターは小型軽量なので、持ち歩きも気にならないだろう。

おなじみSynapseでは、ゲーミングノートと同様に、ファンを常時フル回転に指定することができます

 Razer Book 13はインテルのEVOプラットフォームの認証を取得しているので、モダンスタンバイや1秒以下で復活するインスタントウェイク、30分の充電で4時間の稼働が可能なはずだ。

 「スリムゲーミングノート」であるStealth 13に対して、Razer Book 13は、縦長画面とグレーボディで、ノンストレスで仕事も遊びもクリエイティブにも向く「オールマイティ」な「超高速ノート」なのである。

1月29日の発売が待ち遠しいですね~~

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