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「HUAWEI WATCH GT2e」のバッテリーは本当に2週間持つのか?

2020年12月31日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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日常的に着用して検証開始

 実際には、以下のような使い方をした。購入検討時に、バッテリー持ちを判断する参考になると思うので、細かく記載しておこう。

 まず、ファームウェアの更新に関しては、初日の計測開始直後に1度だけ実施した。正直このタイミングか、と苦笑したが、厳しい条件でバッテリー持ちを計測するという意味では、悪くないだろうとそのまま計測を続けた。

 一方、こうした事情もあり「メッセージ/Facebook/Twitter/Messenger/LINE/Instagram/その他」の通知をオフにして検証した。筆者は、日頃自宅勤務で作業しているため、ノートPCでの作業中に、ポンポンと腕にスマートフォンの通知が届いていると仕事の邪魔になるからだ。

計測期間中に、筆者が普段行う軽めの頻度でワークアウトも実施した

 ワークアウトは、2日に1回くらいのペースで、1回10~30分程度の短いものを実施した。具体的には、屋外のランニングやウォーキング、屋内のエアロバイクなどを実施。また、任天堂のリングフィットアドベンチャーをプレイする際には、「自由訓練」としてワークアウトの計測を行った。

 検証中にメモしていた活動記録は、下記の通りだ。特に外したと記録がない夜間についても、常に腕に装着して利用していた。また、特に活動記録のメモがない日についても、常に身につけて利用していた。

9/5
18:30 測定スタート
19:04 更新を実行
19:37 位置情報を常に許可に設定
20:48 30分弱のランニングコース、軽いジョギングコース測定
23:00 バッテリー残量91%

9/6
12:30 屋内サイクリング20分、バッテリー残量85%
19:00 1屋外ウォーキング10分、バッテリー残量83%
19:40 屋外ウォーキング20分

9/7
21:30 バッテリー残量69%

9/8
就寝時 ウォッチを腕から外して寝た

9/9
就寝時 ウォッチを腕から外して寝た

>9/10
23:00 自由訓練20分、バッテリー残量52%

9/11
11:45 血液酸素を計測してみた。バッテリー残量47%

9/12
8:30 バッテリー残量39%
23:13 バッテリー残量34%

9/13
16:00 バッテリー残量29%

9/14
11:00 バッテリー残量23%
12:30 屋外ウォーキング10分強
16:30 屋外ウォーキング10分強、バッテリー残量20%
23:00 自由訓練40分、バッテリー残量16%

9/15
9:30 バッテリー残量15%

9/16
2:45 バッテリー残量8%
「充電してください」との表示あり
9:00 バッテリー残量5%
15:00 自由訓練15分、バッテリー残量4%
就寝時 ウォッチを腕から外して寝た

9/17
12:20 バッテリー残量1%
14:00頃 バッテリー残量0%

 結論を言うと、上記のような条件でHUAWEI Watch GT2eのバッテリー残量が0%になったのは、9月17日の午後14:00頃だった。5日のスタート時点から約12日間が経過していた。丸々2週間は持たなかったものの、容赦なく日々のワークアウトを実施して、10日以上余裕で持っている。「約2週間の長持ちバッリー」という看板に偽りはない。

 同機には、既報で紹介したように睡眠を計測する機能も備わっており、日々のライフログを取るには適したデバイスだと思う。大手家電量販店での価格は、2万円前後とお手頃だ。スマートウォッチに興味はあるが、バッテリー持ちが懸念で購入に踏み切れなかった人にとって、検討してみる価値はあるだろう。

 

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