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オンプレミスIT/PC管理を自動化でサポートする「NEC ICT Management Service and Technology」

NEC、人手不足のIT部門を業務支援するサービス群を販売開始

2020年12月22日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NECは2020年12月22日、主に中堅中小企業のIT部門を対象とした業務支援サービス群「NEC ICT Management Service and Technology」の販売を開始した。オンプレミスITインフラの監視/自動通報、Windows 10のパッチ管理、業務PC端末の調達などの業務をNECがクラウドを通じてリモートで支援するもの。いずれも月額型のサブスクリプションモデルを採用している。

「NEC ICT Management Service and Technology」の概要と4つのサービス群

 今回販売開始した運用支援サービス群は、「ICT機器監視通報サービス」「サーバリソースサービス」「Windows 10パッチ管理サービス」「PC月額利用サービス」の4つで構成されている。SaaS利用が進む一方でオンプレミスに残るITインフラ/IT機器の運用管理業務をNECが支援することで、IT部門における業務負荷を軽減し、IT部門が本来取り組むべきDX推進を後押しする狙いがある。

NECの持つ知見とテクノロジーを生かしてIT部門の業務支援を行い、業務負荷軽減を狙う

 ICT機器監視通報サービスは、顧客オンプレミス環境にあるマルチベンダーのIT機器(x86サーバー、ネットワークスイッチ、ルーター)を24時間365日リモート監視し、故障検知と顧客管理者への自動メール通報、原因調査支援などを行うもの。オンプレミス環境内に設置する「エッジサーバ」がLAN内のデバイスマップを自動生成し、PingやSNMPトラップを使ってIT機器状態を監視、クラウド上にあるNECのサービス提供基盤と連携して通報などを行う。これにより、故障検知から対処完了までの時間をおよそ50%削減できるとしている。

 サーバーリソースサービスは、上述したエッジサーバーのリソースを活用して、仮想サーバー(インスタンス)をリモート運用/保守付きで提供するもの。メモリ8GB/16GBの2モデルから選択できる。サービス提供基盤からの自動死活監視、日次の自動イメージバックアップとリストア(作業依頼)といった機能が提供される。このサービスでは、サーバー運用管理工数を約30%削減できるとする。

ICT機器監視通報サービス、サーバーリソースサービスの概要

 Windows 10パッチ管理サービスは、Windows Updateの管理サーバー(WSUSサーバー)を顧客環境内に設置し、リモートで運用代行するサービス。WSUSサーバーの同期や配信パッチの選定/適用承認、PCに対するパッチ適用状況の確認といった運用業務があらかじめサービス提供基盤側でテンプレート化(スクリプト化)されており、自動実行される仕組み。パッチ管理業務の工数を約70%削減するという。

 PC月額利用サービスは、業務PCのライフサイクル管理をNECがサポートするもの。NECが仕様選定したモデルを月額型で提供するが、キッティングする際のマスターイメージの更新(OSバージョンアップ)作業もNECが行う。また利用終了したPCはNECが回収し、廃棄までを受け持つ。

IWindows 10パッチ管理サービス、PC月額利用サービスの概要

 なお、これらのサービス提供のために顧客オンプレミス環境に設置されるエッジサーバーは、管理専用のWAN(MVNO閉域網)/LAN経由でNEC側のサービス提供基盤と接続する仕組み。そのため、顧客社内の業務ネットワークは変更が不要で、セキュアな運用が可能だとしている。

 NEC ICT Management Service and Technology各サービスの提供価格(税抜)は下記のとおり。これらのサービスは個別に契約できるが、サーバーリソースサービスを利用する場合、ICT機器監視通報サービスの基本料は不要。

  • ICT機器監視通報サービス:基本料 月額2万8850円、監視対象追加は1 IPアドレスあたり月額850円(2021年3月提供開始)
  • サーバリソースサービス:月額2万8000円(8GBモデル)、4万4000円(16GBモデル)(2021年3月提供開始)
  • Windows 10パッチ管理サービス:月額4万5900円(2021年1月提供開始)
  • PC月額利用サービス:月額5800円(モバイルノート型1台あたり)(2021年1月提供開始)

 今回のサービス群はIT部門の業務デジタル化を支援する内容だが、NECでは今後、さらに業務部門向けにもサービスメニューを拡大し、DX化支援を強化していく方針だとしている。

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