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HUAWEI Mate 30 Pro 5G ロングランレポート 第8回

HUAWEI Mate 30 Pro 5Gにmineoの5G SIMを挿して速度を検証!

2020年12月28日 10時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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5Gが使えるなら5Gを使いたくなるのが当然!
今回はmineoの5G SIMでテスト

 HUAWEI Mate 30 Pro 5Gは機種名の通り、5Gに対応しています。しかし、筆者はこれまでずーっと4Gの格安SIMを挿して使っていました。HUAWEI Mate 30 Pro 5Gが発売された当初は5Gサービスを提供するMVNOはなく、6月からLinksMateが月額500円(税別)の「5G回線オプション」を始めましたが、まだ5Gのサービスエリアが狭いこともあり、購入を見送っていました。

 秋以降、キャリアが発売するスマホのほとんどが5Gになり、サービスエリアも徐々に広がってきました。筆者の自宅の近くでも、11月にauの5Gが開通しました。といっても、電波ピクトに「5G」と表示される場所は限定的で、4Gエリアのほうが圧倒的に広いのですが、5Gがだんだん身近になってきていることを実感しています。

 そこで、新たにau回線のmineoのSIMを購入しました。12月1日から月額200円(税別)の「5G通信オプション」を開始したからです。しかも、一気にトリプルキャリアで。さらに、最大6ヵ月の無料キャンペーンも。これはもう買うしかないですよね。

mineoのAプラン、デュアルタイプ(音声通話+データ通信)の3GBを購入。5Gエリアが増えると、外出時にもアプリをダウンロードしたり、動画を見たりしやすくなるので、データ増量が必要になるかもしれない

 HUAWEI Mate 30 Pro 5Gのアクセスポイント設定には、主要なMVNOがプリセットされています。購入したSIMを挿すと、それがauのSIMであることを認識し、auの5G端末で使う「5G NET」「5G NET for DATA」に加えて、au回線を利用するMVNOが表示されます。そこで「mineo(auプラン)」を選択。どうやら4Gでも5GでもAPNは変わらないようです。

主要なAPNはプリセットされており、自分が使うMVNOを選ぶのみ。au(KDDI)契約の5G SIMを挿す場合は「5G NET」を選択する

 続いて、優先ネットワークモードを「5G/4G(自動)」に切り替えました。なお、5Gを使わない場合、クイック設定で「5G」をオフにすることもできます。

優先ネットワークは「4Gのみ」から「5G/4G(自動)」に切り替える必要がある

5Gエリア外では、クイック設定パネルの「5G」をオフにして、バッテリー消費を抑えることができる

 5Gアンテナの敷設が比較的進んでいる渋谷に行った際に、5Gの通信速度を調べてみました。下り速度はおおむね200~300Mbps程度で、上りは60~80Mbps程度。格安SIMとしては十分満足できる速度を得られました。

東京・渋谷のSHIBUYA 109の近くでは、人が多い夕方ながら300Mbpsを超えるスピードを記録した

 ちなみに、筆者はauの「OPPO Find X2 Pro」を持っているので、同じ状況での通信速度を比べてみました。auのSIMでは、下り400Mbpを超えるスピードが出ることもあれば、100Mbpsも出ないということもあり、回線の混雑状況によってばらつきがある印象。mineoの5G回線オプションの利用者がまだ少ないからかどうかはわかりませんが、mineo回線のほうが速度が安定している印象を受けました。

 HUAWEI Mate 30 Pro 5Gはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの5G(Sub6)に対応しています。楽天モバイルも9月30日から5Gサービスを開始しましたが、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gでの挙動はまだ試していません。確認できたら、レポートさせていただきますね。

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