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Cloudflare、Data Localization Suiteの提供を開始 グローバル企業のデータ制御に必要なツールを世界のあらゆる場所で利用可能に

Cloudflare
2020年12月08日

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Cloudflare
~ローカルとグローバル双方のニーズに応じたデータ保護判断のための新スイート製品~

セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は、世界中のビジネスのデータ局所性、プライバシー、コンプライアンスのニーズに対応する『Data Localization Suite』の提供開始を発表しました。企業はData Localization Suite機能により、事業を営む国、業界、データ保護義務の内容に関わらず、Cloudflareのグローバルなクラウドネットワークを利用して自社データの保管場所とアクセスを制御することができます。


現在、世界中の多くの国がデータアクセス、保護、プライバシーに取り組むために新たな基準や規制を導入しています。その結果、企業はリージョンごとにデータ制御の評価と設定を行う必要があります。これまで、データのローカライズを望む企業は、データセンターを1か所またはクラウドプロバイダーの1リージョンに限定しなければならないことが多く、その結果、パフォーマンスまたはセキュリティに支障をきたしていました。Data Localization Suite機能は、Cloudflareのグローバルネットワークによってパフォーマンスおよびセキュリティ上のメリットをもたらします。同時に、エッジで自社データを保管および保護する場所のルール化や制御設定を簡単にします。

Cloudflareの共同創業者兼CEOのマシュー・プリンスは、次のように述べています。「グローバルで成功を望む企業は、地域内の価値とそれぞれのリージョンの要件に沿って事業を推進する能力を求められます。ほとんどの国がデータのアクセスおよび保護の方法を国境内で評価している今、この傾向はますます顕著です。Cloudflareはこれまでも常にプライバシーを優先してきました。現在、世界レベルでもリージョンごとにも変化し続ける環境の中で、新スイートでお客様のかつてないシンプルさを実現します」

CloudflareのData Localization Suite機能は、以下を実現するツールスイートをあらゆる規模の企業に提供します。


あらゆる事業拠点で自社データの調査場所をコントロール

変化し続ける地域の要件に迅速に対応するためには、地域内の制御を容易に調整できる方法が必要です。CloudflareのRegional Services機能があれば、自社トラフィックの調査が行われるデータセンターのロケーションを選択することができます。また、Geo Key Manager機能によってプライベートキーを保持する場所の選択、Edge Log Delivery機能によって世界のあらゆる場所へのログ送信が可能になります。


リージョン制御可能なサーバレスコードを簡単に構築、展開

この複雑なエコシステムにおいて、開発者はグローバルなパフォーマンスと地域のコンプライアンスを兼ね備えたアプリケーションを構築するための容易な方法を必要としています。現在Cloudflareはサーバレスプラットフォーム『Workers』の拡充を図っており、Durable Objects機能にJurisdiction Tagsを追加する予定です。これにより、開発者はグローバルなパフォーマンスを低下させることなくデータの保管場所を制御できるようになります。


世界およびヨーロッパのセキュリティ認証に適合

規制と業界水準が変化する中、標準認証は、企業が業界に沿って事業活動を行っていることの証明になります。今日、Cloudflareは業界最高レベルのセキュリティおよびプライバシー基準に適合しており、第三者機関による監査を毎年受けています。これには、ISO 27001および27002、PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS)、SSAE 18 SOC 2タイプ2が含まれます。


最新の業界調査に基づく暗号化を標準設定

プライバシーは、暗号化なしに実現しません。このため、Cloudflareは業界のより良い暗号化プロトコルへの追求に継続的に貢献しています。例えば、現在Cloudflareが取り組んでいるEncrypted Client Hello (ECH)プロトコル基準の開発は、インターネットトラフィックメタデータのプライバシー保護を支援します。

Cloudflare日本代表の青葉雅和は、次のように述べています。
「日本企業が、日本および世界中で成長していくためには、データの局所性、プライバシー、コンプライアンスのニーズに対応するためのより優れたツールを用意することが重要です。 今回のローンチにより、日本のお客様に、グローバルなセキュリティとパフォーマンスを損なうことなく、地域のデータを決定できる柔軟性を提供します」

現在、Cloudflareのグローバルネットワークは100カ国以上、200以上の都市に広がっています。クラウドフレアが日本に最初に投資したのは約10年前のことで、会社設立からわずか数ヶ月後の2010年には東京、2015年には大阪にネットワークを拡大しました。Cloudflareは現在もAPAC地域の44都市にまたがるネットワークで存在感を高め続けており、Sony Music Axis Inc.やTrustBank、東京大学、早稲田大学などの顧客にサービスを提供しています。

Data Localization Suite、お客様のプライバシーおよびコンプライアンスニーズに対するCloudflareの取り組みに関する詳細は、以下をご覧ください。

●クラウドフレア Data Localization Suite
https://www.cloudflare.com/ja-jp/press-releases/2020/cloudflare-data-localization-suite-jp/

●クラウドフレア ブログ:インターネットにはプライバシーが不可欠である
https://blog.cloudflare.com/jp/internet-privacy-jp/

●クラウドフレア ブログ:クラウドフレアのData Localization Suiteを紹介
https://blog.cloudflare.com/jp/introducing-the-cloudflare-data-localization-suite-jp/

Cloudflareについて
Cloudflare, Inc.(www.cloudflare.com / @cloudflare)の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアのの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティの全てのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ワシントン州シアトル、ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントンDC、リスボン、ロンドン、ミュンヘン、北京、シンガポール、シドニー、東京に拠点を構えています。

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