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シャープ・フェイスシールドが売れすぎて困る? アイシールドは初回30分で売り切れに

2020年11月27日 21時30分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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 シャープは、11月27日午前8時45分から販売を開始したアイシールドが、9時15分に完売となったと発表した。販売は、SHARP COCORO LIFEが運営するECサイト「COCORO STORE」で行われ、わずか30分で売り切れた。販売数量は公表していない。

シャープのアイシールド

 同社では、11月9日から、ポリカーボネイトフレームを採用したフェイスシールドを発売。これまでに11月13日、14日、26日の4回に渡って販売したが、いずれも短時間で売り切れとなっている。11月26日の販売では、午前8時55分から販売を開始し、10時40分過ぎには売り切れとなる人気ぶりだ。

 同社では、こうした動きを受けて、12月7日に発売する予定だったマウスシールドを、11月30日に、1週間前倒しで発売することを決定した。

アイシールドの初回販売はわずか30分で売り切れとなった

 11月30日には、チタンフレームのフェイスシールドも発売される予定であり、同社が発表した4機種6モデルのすべてが出揃うことになる。なお、ポリカーボネイトフレームを採用したフェイスシールドの次回販売は12月4日、アイシールドは、12月7日の販売が予定されている。

4回に渡って販売されたポリカーボネートフレームのフェイスシールド

 シャープが発売しているフェイスシールドなどは、液晶パネル開発で培ったフィルム表面の特殊加工技術「モスアイ」を活用しているのが特徴で、フィルム部は鳥取県米子市のシャープ米子で生産を行い、フェイスシールド、アイシールド、マウスシールドに採用されているチタンフレームは、メガネフレームの生産で有名な福井県鯖江市で製造している。また、プロダクトデザイナーの大浦イッセイ氏がデザイン監修している。

 モスアイとは、「蛾の目」の意味があり、フィルム表面に100~200ナノメートルサイズの微細な凹凸処理を施し、外光の屈折率を連続的に変化させ、表面反射率を大幅に低減しているのが特徴だ。

 同社では、「日光や照明などの反射で視界を妨げられることなく、手元での細かい作業もストレスなく行え、着用者の表情もクリアに見える」という。

 また、モスアイと超親水性アクリル系樹脂により、フィルム表面に付着した水滴の表面積を素早く広げることができるため、温度差や高湿環境下で発生する結露や、シールド装着時の呼気による曇りが防止でき、常にクリアな視野を保つことができる特徴も持つ。

 フィルム表面には傷がつきにくい加工を施しているため、長期間に渡るフィルムの使用も可能だ。

 医療現場や企業の受付などのほか、飲食店といった対面でサービスを行う現場、レッスンスクール、テレビ局など、様々なシーンでの利用を想定。同社では、「反射せず、曇らず、クリアで疲れにくい日本品質により、不便を抱えている利用者の課題を解決し、より高いパフォーマンスを発揮してもらえるようにしたい」としている。

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