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新車を買った情報2020 第69回

マツダ ロードスターRFと7つの空気圧計を持つ男

2020年11月23日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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 何が正しいのか分からないこの世界で、今こそ白黒ハッキリ付けて参りましょう。

 新車を買った情報2020、今月に入って空気圧計を7個も買ってしまった私は四本淑三です。なぜそんな事になってしまったのか、まずは前回の粗筋から。

 タイヤをトーヨーのプロクセス・スポーツに交換したところ、空気圧の微妙な違いで操縦性が違う。その操縦性との関係を確認すべく空気圧を測り続けた結果、 ロードスター購入以来使ってきたモノタロウ空気圧計の精度に疑いが。そこで正しい値を知るべく新たに購入した空気圧計、エーモン「6777」、BAL「220」も、それぞれバラバラの値を指して事態はますます混迷。

 それを収める最終兵器として、ちょっとお高い旭産業の「ぬきボタル」を投入。これをマスター機として正しい空気圧を決めて行こう! 今回はそんな展開になる予定であります。

■空気圧計につきものの誤差ってどれくらい?

 空気圧計は長く使っていると、どうしても狂いが正じるもの。旭産業も年に1度は校正が必要だと言っています。そして、たとえ新品であっても誤差はつきもの。メーカーが公表している誤差は、モノタロウ、エーモンがプラマイ10キロパスカル、BALはプラマイ5パーセント。仮に220キロパスカルの計測値が210キロパスカルや230キロパスカルだったとしても、それは「仕様」というわけです。

 しかし前回の最低値と最高値は20キロパスカル以上の開きがあり、間違いなく誤差範囲から外れた個体が含まれている。そこで不良個体を特定し、ついでにモノタロウ、BAL、エーモン、各ブランドの空気圧計をもう1個つづ入手して、同一機体の個体差を確かめよう。そしてぬきボタルが正しければ、それを中央値とした誤差のばらつきが見られるはず。それによりぬきボタルの信頼性も確認できるだろう。

 そんな目論見から、ぬきボタルで220キロパスカルに調整したタイヤを各々の空気圧計で測っていくものであります。

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