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芯のある低域がよい、ワイヤレス対応だが魅力を引き出せるのは有線接続

JBL初のハイブリッドNC搭載機 CLUB ONEレビュー、プロ仕様のつくりはカッチリで安心感

2021年01月04日 13時00分更新

文● ASCII

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2種類の外音取り込みモードを搭載

 このようにCLUB ONEは、音の出る上流もしっかり整え、有線接続で利用した際に、より大きな魅力を感じる製品だと思う。重量は378.5gとかなり重いほうだが、重量バランスが良く、装着すればそれほど気にならないし、横方向にあまり出っ張らないため、装着時の見た目もすっきりしている。

 とはいえ、Bluetoothヘッドホンとしての基本仕様もしっかり押さえている。Bluetooth接続時の連続再生時間はノイズキャンセリングオンの状態で最大約23時間(有線接続では約25時間)、オフの状態で約45時間(有線接続時はパッシブでの駆動)。USB Type-C充電で、15分で2時間の再生ができる急速充電機能も備えている。コーデックはSBCとAACに対応する。

 周囲の音に気付きやすくする、アンビエントアウェア/トークスルーという2種類の機能も持つ。ともに外音取り込み機能だ。アンビエントアウェアは、音楽を聴きつつも、音量が下がり、周囲の環境音に気付けるようにするもの。トークスルーでは再生音量がさらに下がって、会話もできるようにするものだ。ともに、ハウジング(左側)に設けられたスマートアンビエントボタンを押すことで動作するが、どちらのモードにするかは専用アプリ「My JBL Headphone」で設定する。

 ノイズキャンセリング性能も十分に高く、本体からの音漏れを自動的に検知してノイズキャンセリングレベルを補正する機能も動作するという。

 ブラックを基調としたデザインも、主張しすぎず好印象だ。ハウジングには大きくJBLロゴがあるが、黒の下地に黒のロゴをあしらっており、光を当てれば反射して視認できるが、普段は目立たないものとなっている。オーバーイヤータイプで、イヤーパッドの素材は硬め。密閉感は高いが、側圧は不快ではなく、安心感がある。

 本体にはハートに似た形のハードケースが付属する。色はブラックでマットな質感だ。これもしっかりしていて安心感があるが、ヘッドホンにピッタリとマッチする半面、ケーブルや飛行機用プラグなどを入れて一緒に持ち運びにくい面もある。飛行機などで利用を考えると、アクセサリー類を一緒に持ち運ぶシーンにも配慮したほうがいいのではないだろうか。

 ただ、上に述べたように、CLUB ONEがワイヤレス中心ではなく、ワイヤレスでも使える高音質ヘッドホンだと考えると、魅力は、普段はデスクトップ作業中心で、高音質かつ正確な音のモニターをするが、必要なときにはケーブルを抜いて、そのまま外出までできてしまうという点にあるのかもしれない。であれば、移動時はヘッドホンのみを首などに掛けてそのまま……みたいなスタイルでも十分ではないだろうか。

 フル充電してあれば、1日歩き回っても十分な時間の再生ができる。アクセサリーの持ち運びにはこだわらず、ヘッドホンだけで動き回れる軽快性を重視するのもありだろう。外出先ではノイズキャンセリングで集中して音楽が聴けるし、外出先から帰ってくれば、またケーブルにつなぎ、静かな室内でより集中して音楽を聴ける。そのシームレス性も魅力かもしれない。

 サウンドについては、好みの要素もあるが、芯があってかっちりとした傾向は、ほかのノイズキャンセリングヘッドホンではなかなか得られない、オンリーワン的な魅力がある。必要に応じて、ハイレゾ音源の魅力も引き出せる、本格仕様のヘッドホンを探している人にとっても、悪くない選択肢ではないだろうか?

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