オウガ・ジャパンが11月10日に発表した「OPPO A73」は、OPPOが得意とする大画面でコストパフォーマンスが高い4G対応のSIMフリースマートフォンであり、2019年に発売された「OPPO A5 2020」の後継ともいえるモデルだ。だが、それだけでなく特徴的な背面デザインや、SIMフリー端末としても珍しいeSIMを搭載するなど、個性的な1台に仕上がっている。発売前の端末に触れることができたので、その内容を確認してみよう。
薄さと独自の背面デザインが特徴的
まずは本体を確認すると、6.44型ディスプレーを搭載しており、本体サイズは約72×159.8×7.45mm、重量は約162g。スタンダードなサイズ感だが、軽量で薄いのが大きなポイントといえるだろう。
デザインは「iPhone 12」シリーズに近いスクエアな印象となり、薄さも近いこともあって前面から見るとiPhone 12に近い印象も受ける。ただ、iPhone 12などは角が垂直に近いのに対し、OPPO A73は上下の側面にやや丸みがあることから、こちらの方が持ちやすい印象だ。
またディスプレー素材が液晶から有機ELに変わったというのも、OPPO A5 2020と比べた場合、大きな変化といえるだろう。有機ELへの変更によって指紋認証もディスプレー内蔵型へと変更されているが、フロントカメラ部分はパンチホールではなく、引き続きしずく型のノッチとなっている。
一方の背面はかなり特徴的なデザインで、樹脂製だがレザー調の凹凸を付けて独特の素材感を打ち出している。OPPO A73はダイナミックオレンジとネービーブルーの2色展開だが、とりわけダイナミックオレンジは、素材は異なるもののヴィーガンレザーを採用した「OPPO Find X2 Pro」に近い印象を受けるかもしれない。
ちなみに背面のカメラ部分の出っ張りはかなり小さく抑えられている。フラットな印象を与えているのに大きく貢献しているといえよう。

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