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第10世代Core搭載に加え、16GBメモリー、1TB SSDでこの価格はスゴい

超コスパすぎて驚く、税別8万円台パソコン工房30th記念モデルノートPC、モバイルマシン買うならチェック必須!

2020年12月03日 15時40分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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ベンチマークでマシンパワーをチェック
普段使いでは申し分ない性能を発揮

 では、ベンチマークでSTYLE-14FH056-i5-UHXXの実力を見ていこう。パソコンの総合力をチェックする「PCMark 10」では、総合で3696とそこそこのスコアとなった。ただ、細かく見ていくとアプリケーション起動やウェブブラウザーの快適さを示す「Essentials」においては8557という非常に高いスコアになっている。加えて、WordやExcelといったビジネス系アプリケーションの動作速度を示す「Productivity」でも5703という十分高い数値になっている。

PCMark 10のスコア

 画像・動画の編集や3Dグラフィックス処理を示す「Digital Content Creation」は2808とそこそこの数値になってしまっているが、本機はCPU内蔵グラフィックスを使用しているので、仕方のない部分だろう。むしろモバイルマシンにおいては、前の2つのスコアのほうが重要で、これらが十分高いので問題ないといえる。

 CPUのパワーが計測できる「CINEBENCH R20」では、マルチコアが948pts、シングルコアが396ptsというスコアになった。モバイル用のCore i5-10210Uという低電圧モデルでこのパワーがあれば十分だろう。

CINEBENCH R20のスコア

 STYLE-14FH056-i5-UHXXに搭載しているストレージは、NVMe対応のM.2 SSD。「CrystalDiskMark 7.0.0」を計測したところ、結果は以下のとおりかなり高速だ。パソコンの起動は高速で、ファイル操作を行なっているときにもたつきを感じることはほぼなかった。

CrystalDiskMark 7.0.0のスコア

 グラフィックス機能をチェックするため、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」をチェックしてみた。設定は「標準品質(ノートPC)」で、解像度は「1280×720」の「フルスクリーンモード」。スコアは3737で評価は「快適」となった。FFXIVくらいの負荷のタイトルだと、グラフィックスがCPU内蔵なので解像度や設定が高いままだと厳しいが、設定次第では出先でちょっとレベル上げするといった程度なら十分対応できるとわかった。

ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマークのスコア

 さらに、「3DMark」もチェックしたところ、DirectX 12向けベンチマークの「Time Spy」では、スコアが397であった。同じくゲーミングPCでのDirect X 11向けベンチマークの「Fire Strike」では1039というスコアに。このあたりはCPU内蔵グラフィックスモデルなのでしかたのないところ。

「Time Spy」のスコア

「Fire Strike」のスコア

「Night Raid」のスコア

 そのため、CPU内蔵グラフィックスでのDirectX 12の動作を見る「Night Raid」も起動してみた。スコアは4747。これはモバイルノートであれば十分いい数値ではないだろうか。

 最後に、バッテリー駆動時間を「BBench」を使って計測した。ソフトはキーストロークを10秒ごと、Web巡回間隔を60秒ごと行なうよう設定。本体は輝度は30%で電源モードは「より良いバッテリー」に設定した。これでバッテリー残量が5%になり自動的にスリープになる時間を計った。

 結果は、「約2時間54分」でスリープに入った。カタログスペックと差が出ているが、これはかなりヘビーすぎる使い方をしたためである。むしろ、めちゃくちゃに使いまくっても3時間くらいは駆動すると考えたほうがいいだろう。実際の所、筆者が外出先でこの原稿の一部を書いていたが、2時間ほどWebや手持ちのデータを確認しながらテキスト入力を続けてみたが、バッテリー消費は1割程度であった。文書作成なら十分に長時間駆動してくれるだろう。

外出先で2時間ほど作業したあとのバッテリー残量。カタログスペックより長い残り時間が表示されている

 また、「Control Center 3.0」もプリインストールされており、場所や用途に合わせてファン回転数やパワーモードが選択可能だ。TDPの制御が可能なので、省電力な設定にしておけば、バッテリー駆動時間は伸ばすことができる。

「Control Center 3.0」で用途や場所に合わせてパワーモードが選択可能

16GBメモリと1TBストレージ搭載なコスパ良好モバイル

 最後に、お得情報を。パソコン工房のウェブ会員になるともらえる、6万円以上の新品iiyamaPC購入に使えるクーポンを適用すると、より安く購入できることをお知らせしたい。これは「学生・社会人・会社みんなまとめておッ得 iiyama PC 超特割 WEBキャンペーン」の一環で、条件は購入オプションの「3年間延長保証」もしくは「4年間延長保証」のどちらかに加入することだ。保証を延長できるうえに普通に買うより安くなるという得しかないキャンペーンなので、ぜひとも活用してほしい。キャンペーン期間は2021年1月11日まで。

 ここまで紹介したように、STYLE-14FH056-i5-UHXXは1kgを切る重量にモバイルノートとしては十分すぎるスペックを詰め込んだモデルだ。静音性もかなり良好で、さすがにWindowsアップデートやアプリのインストール、ヘビーなベンチマークの稼働中といった状況ではファンの音が聞こえてくるが、普通の作業中であればかなり静か。図書館などでも気にせず使い込める。

 しかも、メモリが16GBでストレージは1TBと、どちらも大容量なのに税込価格で10万円以下というのは本当に素晴らしい。「このノート返却しなきゃダメですか? 絶対にダメといわれるのでこの原稿料で購入することにします」と言い切れるほどの完成度だ。30周年記念モデルの名に恥じないコストパフォーマンスを持った、モバイルを求める人にはイチオシのモデルである。

試用機の主なスペック
機種名 STYLE-14FH056-i5-UHXX
CPU Core i5-10210U(1.6GHz~最大4.2GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD
ディスプレー 14型(1920×1080ドット)、ノングレア
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0、USB 3.1、USB 3.1(Type-C、DisplayPortと共用)、HDMI出力、ヘッドフォン出力、マイク入力、microSDカードリーダー
サイズ/重量 およそ幅321×奥行216.5×高さ19mm/約0.99kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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