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第10世代のCore i5-10400を搭載

フルHDゲーミングから一般作業まで快適、10万円台でGTX 1660 Ti搭載の高コスパPC「LEVEL-M046-iX4-RXS」

2021年01月22日 11時00分更新

文● 柴田尚 編集●市川/ASCII

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「LEVEL-M046-iX4-RXS」

 ユニットコムの「LEVEL∞ M-Class」は、ミニタワーケースを採用したゲーミングデスクトップシリーズ。そのうちの1台である「LEVEL-M046-iX4-RXS」は、CPUにCore i5-10400を、GPUにGeForce 1660 Tiを搭載し、価格は10万78円というコストパフォーマンスを重視したモデルだ。

 基本構成時の主な仕様は、CPUが第10世代のCore i5-10400、GPUがGeForce GTX 1660 Ti 6GB、チップセットがB460 Express、メモリーが16GB(8GB×2)、ストレージがSATA接続SSD 480GBという構成だ。さらに、光学式ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを内蔵。電源は500Wとなっている。

 前回は、LEVEL-M046-iX4-RXSの使い勝手のよさを紹介したが、今回はベンチマークでスペックの高さを見ていこう。

フルHDで遊ぶならほとんどのゲームが快適に動くスペック

 まずは、パソコンの総合力をチェックする「PCMark 10」のスコアを紹介しよう。総合スコアは5910。内訳を見ると、ソフトウェアの起動やブラウザーの描画など、パソコン使用時にもっとも気になる部分を見る「Essential」は8983とかなりの高スコアを算出した。WordやExcelなどのOffice系ソフトウェアの処理能力を見る「Productivity」でも7926と十分に高い。また、ゲーミングマシンの能力を確認しやすい動画や画像の編集、3Dグラフィクスの処理能力を見る「Digital Content Creation」も7872とハイレベルな数値となっている。

 さらに詳細を見ると、「Video Editing Score」は5256と若干低めになっている。だが、総合スコアが5000台になってしまっただけで全体的に高レベルだ。それも相対的に低いというだけで、それなりの処理能力は持っているといえる。

「PCMark 10」のスコア

 CPU単体のパワーをチェックする「CINEBENCH R20」でCPU総合とコア単体の能力を見ると、総合では3094pts、コア単体では439ptsとなった。ベンチマーク内のランキングによると、総合ではCore i7-7700Kを上回り、単体においても同CPUと匹敵するパワーを持つことがわかる。

「CINEBENCH R20」の結果

 ストレージ速度は「CrystalDiskMark 7.0.0」でチェック。こちらはSATA接続のため、M.2タイプにはさすがに引けを取ってしまうが、HDDと比較すれば十分に速い。筆者はM.2接続SSDのマシンを使っているが、そちらと比較してもファイルアクセスやアプリの起動などにおいて、ストレスを感じることはなかった。コストパフォーマンスを考えればSATA接続でも十分だろう。

「CrystalDiskMark 7.0.0」結果

 LEVEL-M046-iX4-RXSを購入したいと考えている人の多くは、ゲームプレイに欠かせない3D処理能力が一番気になっているのではないかと思われる。そういうわけで、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を走らせてみよう。設定は、画質が「最高品質」、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」。スコアは15756で、評価は「非常に快適」であった。MMORPGであれば十分なパワーを持っていることを示している。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の評価

 もう少し重いベンチマークであるオフラインゲームの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク 」ではどうだろうか。設定は、画質が「高品質」、解像度が「1920×1080」で、表示方法は「フルスクリーン」。この結果は、スコアが6762で評価は「快適」。フルHDクラスなら大概のゲームは快適に動いてくれるだろう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の「高品質」、「1920×1080」、「フルスクリーン」での結果

 せっかくなので、解像度を「2560×1440」ドットに変更して動作をチェックしてみた。画質を「標準品質」に変更した場合、スコアは6304となり、評価は「快適」となった。さすがに解像度を「3840×2160」にすると、画質を「軽量品質」にしてもスコアは4723で、評価は「やや快適」という結果に。もう少し軽いタイトルなら超高精細なグラフィックスも楽しめそうだ。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の「標準品質」、「2560×1440」、「フルスクリーン」での結果

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の「軽量品質」、「3840×2160」、「フルスクリーン」での結果

 最後に、「3DMark」のDirect X12の処理能力を見る「Time Spy」を走らせた。こちらではグラフィックスのスコアは6348、CPUのスコアは7213、総合的には6464で「極めて良好」。繰り返しになってしまうが、少なくともフルHDで遊ぶのであれば十分な能力を持っているといえるだろう。

「3DMark」の「Time Spy」スコア

 一般的な作業やフルHDでのゲームプレイの用途は快適にできるデスクトップパソコンを、10万円台というお手頃な価格で購入できるのはうれしいところだ。これなら少々カスタマイズしてより使いやすい仕様に変更してもいいだろう。次回は、そうしたカスタマイズについてオススメのチョイスを紹介する予定だ。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-M046-iX4-RXS
CPU Core i5-10400(6コア/12スレッド、2.90GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6
メモリー 16GB(DDR4-2666 8GB×2)
ストレージ 480GB SSD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 3.0(Type-A)×6、DVI出力×1、HDMI出力×1、DisplayPort×1、PS/2コネクター、ライン出力×、ライン入力×1、マイク入力×2、ヘッドフォン出力×1、有線LAN端子×1
電源 500W(80PLUS BRONZE)
サイズ およそ幅190×奥行410×高さ356mm
OS Windows 10 Home(64bit)

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