エレコムは10月27日、セキュリティー対策機能付きの法人向けポータブルSSD「ESD-PLM」シリーズ3容量を発表した。240GB、480GB、960GBをラインアップし、価格はいずれもオープン。11月上旬より発売する。
本製品は、パスワードロック機能を搭載し、紛失・盗難時の情報漏洩対策が可能とする。パソコンに接続するとパスワード認証画面が自動で起動するため、ソフトウェアのインストールやパソコンでの設定など手動による操作は不要。なお、CD-ROMのオートラン機能を有効にするか、もしくは自動起動補助ソフトAutorunAssistをインストールする必要がある。
AES256bitのハードウェア暗号化機能を搭載し、データ書き込み時に自動的にデータを暗号化する。暗号化された状態でデータがSSDに保存されるため、本体を分解して直接データを取り出そうとしても閲覧不可となる。
また、SSDの健康状態をパソコン画面上にアイコンで通知し、大切なデータの消失防止、製品買い換え時期の参考にできる。ソフトウェア自動アップデート機能も備える。
管理ソフトウェア「Security USB Manager(HUD-SUMA)」(別売)によってパスワードポリシー(パスワードの文字数など)の変更や、使用できるパソコンの制限など、セキュリティーポリシーのカスタマイズが可能。パスワードを忘れた場合、管理者がパスワードをリセットしてデータを取り出せる。遠隔管理サービス「INFO BANKER CLOUD」(別売)によって遠隔地にあるSSDのパスワードのリセットや監視、データの消去も可能。
読み込み最大毎秒300MB、書き込み最大毎秒250MBのデータ転送速度をうたう。重さおよそ105g、およそ幅79×奥行き116.5×高さ15mmと持ち運べるコンパクトサイズ。外部電源を必要としないUSBバスパワー駆動で、パソコンのUSBポートに接続するだけですぐに使用できる。1年間の保証が付帯する。
対応OSは、Windows 10/8.1。インターフェースはUSB 3.2(Gen1)、USB 3.1(Gen1)、USB 3.0、USB 2.0。USB 3.2(Gen1) Type-A to micro-Bケーブル、USB 3.2(Gen1) Type-C to micro-Bケーブルが付属する。
また、USB 2.0ケーブル2タイプを11月中旬より発売する。
USB PD(Power Delivery)に対応し、最大60W(20V/3A)を送電可能。なお、使用するパソコンやAC充電器などの性能によって、供給される電流値が異なる。最大480Mbpsのデータ転送が可能。USB 2.0の規格である「Certified Hi-Speed USB(USB 2.0)」の正規認証品。
コネクターはストレートタイプ(U2C-CCNBK2シリーズ)、L字タイプ(U2C-CCLNBKシリーズ)の2タイプ。ストレートタイプは0.5m、1.0m、1.5m、2.0m、3.0mの5種類。L字タイプは0.5m、1.0m、1.5m、2.0mの4種類をラインアップする。
価格は、ストレートタイプの0.5mが1078円、1.0mが1188円、1.5mが1298円、2.0mが1408円、3.0mが1518円。L字タイプの0.5mが1188円、1.0mが1298円、1.5mが1408円、2.0mが1518円。